良き国鉄時代⑳~581系寝台特急「金星」~

良き国鉄時代のシリーズ、今回は1976年にまた米原~醒ヶ井のポイントで撮影した581系交直両用特急形電車の特急「金星」の特集になります。国鉄4310(ヨンサントウ)ダイヤ改正で華々しく登場した寝台特急電車、581系。昼間は座席スタイルそして夜は寝台になるというデュアルパーパスな電車は昼夜休むことなく活躍していたタフな電車でした。新幹線のカラーリングを参考にされたというカラーリングも大変綺麗で自分の大好きな電車です。もちろん鉄道模型でもトミックス製で12連を所有しています。自分に馴染みのあった昼間の特急「しらさぎ」を組成して運転を楽しんでいます。この電車が活躍していた1976年当時、早朝に米原付近に自転車で行っては終点の名古屋を目指して快走する寝台特急「金星」を撮影していたものです。昼間運用の姿の特急「しらさぎ」もよく米原駅のホームで撮影していました。以前にこのブログで特急「しらさぎ」の画像はいくつかアップさせていただいています。寝台特急「金星」は、当時名古屋と博多を結んでいた寝台特急で、581系が使われていました。実車は現在、先頭車が京都鉄道博物館にて保存展示されています。ちなみにヘッドサインは「月光」になっています。

1976年に通っていた米原~醒ヶ井間のカーブしている撮影ポイントに「金星」がやってくる時刻は5時10分位でした。寝台特急「みずほ」が通過していった次にやってくる電車になります。夏場だけが撮影可能時間帯となっていて夏たげの撮影でした。通過していく時に「タイヤフラップ」という車輪の傷で発生する音を聞いた記憶があります。毎日長距離を走っていたので、車輪に小傷もつきやすかったのでしょうか。

今となっては懐かしいモーター音と生暖かい風を残して、581系は東へと走り抜けていきました。乗客のほとんどの方はまだ眠っておられる時間でしょうか。ブラインドは全て降ろされていました。この電車のブラインドは内側ガラスと外側ガラスとの間に、小さなハンドルの回転で上下するブラインドが採用されていました。何か高級感を感じさせるブラインドでした。次の停車駅は岐阜で5時47分到着と当時の時刻表にはあります。そして終点の名古屋には6時7分に到着していたようです。この当時のヘッドサインはまだ字だけのようで、この2年後の1978年10月から特急のみイラスト入りヘッドマークに替えられていったようです。この金星は薄紫色地に黄色で金星と漢字で描かれていて、金星のイラストも描かれていました。

この撮影ポイントは米原~醒ヶ井間のカーブの場所からさらに醒ヶ井寄りに歩いて行った踏切近くから撮影しています。歩いて移動しながら列車を直線区間で撮れる場所を探していたのだろうと思います。この頃は撮影技術はまだまだ未熟で、電車の「顔撮り」をメインにしていたようです。後追いの写真も撮影していました。スピードに合わせてシャッタースピードは選べていたようです。いわゆる「シャッタースピード優先」で絞り値を合わせていたと思います。マニュアルカメラ全盛期の良き時代でした。

上の画像は米原~醒ヶ井のカーブで、インカーブで撮影した「金星」です。露出がオーバーしているのか、ヘッドサインの字が読めませんね。この写真も見るから顔狙いの写真になってしまっています。

上の画像は1978年に米原駅が俯瞰できる陸橋から撮影した寝台特急「金星」号になります。運転停車をしていたようです。よく見るとヘッドマークがイラスト入りになっているのが解ると思います。この陸橋へは小学校5年生くらいの時から、今は亡き父親に自動車に乗せてもらって連れて行ってもらっていた場所でした。駅全体が見られる場所なので、発着している列車を全く飽きもせずに眺めていられました。父親は車の中で好きな歴史の本を読みながら文句を言わずに待っていてくれました。最後の動画はトミックス製の581系12連を自宅レイアウトで走らせている様子になります。寝台特急なので、室内灯を全ての車両に付けました。最後の動画を見て頂くとわかると思いますが、夜間運転時には室内灯でプラスティック製のボディが透けて見えています。運転してから気が付きました。車両の内側に光漏れ防止に塗装を施すか、遮光シールなんかを貼ると改善できるかもしれないです。またいつか試してみようと思っています。ちなみにカツミ製の旧製品でも581系は持っていて10両程あります。こちらは車輪を改軌して13ミリゲージにしています。車輪のひとつひとつを金づちで叩いて16.5mmから13mmに改造しました。動力ユニットはエンドウ製の13ミリMPギアを使用しました。フランジの幅が厚くて、残念ながら13ミリゲージ同好会のレイアウトでは走らせる事ができませんでした。今回の記事はいかがでしたでしょうか?最後までお読みいただきましてありがとうございました。

自宅レイアウト内側線を走る581系12連。トミックス製品。タイフォンの音はカトー製サウンドBOXで485系サウンドカードを使用して出しています。大変リアルなサウンドが出せるので臨場感のある鉄道模型運転が楽しめます。