敦賀第二機関区の設置計画

今年は約1年がかりでシーナリィ付きの線区を製作しました。1つ出来上がるとまた次の所に気が行くようになります。レイアウトには扇形庫のある第一機関区はあり、蒸気機関車やディーゼル機関車が佇んでいます。やはり、次に欲しくなってくるのが電気機関車が佇む「第二機関区」です。自分的には1975年に見た「敦賀第二機関区」をモチーフとした電気機関車の機関区を作ってみたいと以前から考えていました。鉄道模型友人からのアドバイスも受けて、このほどレイアウトの北側に増設する計画を立ててみました。これまでレイアウトの外側線から1線を留置線として設置していましたが、この線区は残しながら新しく2線機関車が留置できる庫を作ることにしました。以前にこのレイアウトの台を製作して下さった方が、趣味の本を納める書庫をいくつか作ってもらっていました。この書庫は2つを縦に積むと、レイアウトのベースと同じ高さになるように作ってもらっています。今回の電気機関車の機関区を増設するにあたり、この書庫を2段重ねにして、2組をレイアウトの中に入れてみることにしました。

書庫の中には鉄道趣味関係の本をぎっしりと置くことができます。鉄道趣味関係の月刊誌が上手く納まるように高さを考えてもらいました。これまで沢山溜まっていた雑誌を部屋に山積み状態にしていましたが、これですっきりと整理して収納することができ、見たい時に何時でも取り出して読み返すことができるようになったわけです。この書庫を2つ重ねるとレイアウトの高さ85㎝になるという優れものです。

そして書庫の上に10mmの厚さのOSB材を乗せてみると、レイアウトの面と面一になりました。改めてこの書庫を制作してくださった方の技量に感動を覚えました。鉄道模型レイアウトを作る上で、大変大事になってくるのが「ベースの水平さ」といえます。それを見事にクリアしているので素晴らしい細工といえます。

これまではいろいろと鉄道グッズを飾って置いていたスペースに機関区の敷地ができました。いつも作りたいと思っていた「電気機関車の機関区」の第一歩が踏み出せた気がしています。いずれはしっかりと地面を作って、機関区のストラクチャーを自作したいと考えています。画像に映っている機関庫は今から23年前、まだカトー製線路を部屋に敷き詰めて遊んでいた頃に、ちょうど良い大きさの空き箱を利用して製作した物です。当時の「ワープロ」で「敦賀第二機関区」と印刷し、スケールも無視して貼っています。でも当時はこの簡単な機関区のストラクチャーが1つあるだけで好きな交流電気機関車が生き生きとして見えたものです。

書庫がレイアウトの台になり、貴重な機関区用の敷地が生まれました。どう作っていくかはこれからの楽しい課題となります。いろいろと過去の敦賀第二機関区の写真を見たりしながら構想を練っていきたいと思っています。敦賀第二機関区は大きな検修庫のある大変大きな機関区でしたので、その特徴を生かしながら製作のモチーフとしてイメージしていきたいと思っています。

このようにレイアウトがまた少し広げることができて、新しい「夢」が広がりました。このスペースに「敦賀第二機関区」をイメージしたセクションを作っていきたいと思います。背景は山として、右側のシーナリィ付きの山を嵩上げしながら山々が連なる背景にしたいと思っています。実際の敦賀第二機関区も南側には福井滋賀県境の山々が迫り、鳩原ループ線や山線を経て線路は滋賀県へと続いています。左の絵を描いたバックはイメージを作るために厚紙に緑色と青色をスプレーしたものです。バランスを考えるのに参考になりそうです。まずは右側のバックの様に、しっかりとした山の背景画を描いて連なる形の背景を製作していきます。動画や写真を撮影する際には障子が入っていると興ざめしてしまうので、併せてもう少し背景を上の方に伸ばしても良いかと思っています。実際このセクションを撮影すると見えてくる事も多々あります。

実際に長浜から電車に乗って敦賀に行く時に、駅構内が近づいてくると元敦賀第二機関区の建屋のすぐ横を通って行きます。最近まではEF81形交直両用電気機関車が何両か留置してありました。その時に見える情景を再現したいと思いました。給水タンクも見かけたので以前に缶スプレーの蓋を茶色に塗って自作した物を置いてみました。今風の3階建ての白い機関区建屋はヤフオクで入手した1/80の紙製ストラクチャーになります。後は鉄道模型友人から頂いた詰所と倉庫を置きました。山の連なりの繋ぎにはエンドウ製のお座敷運転用の単線用トンネルを置いています。

機関庫に続く線路はカトー製の電動6番ポイント左を新たに購入して設置し、奥の方のポイントは電動が壊れているので手動で操作をしています。長い留置線が1線、庫に入る線路が2線の電気機関車機関区。今は敦賀になっていますが、もちろん直流電気機関車も留置した機関区の米原機関区等としても楽しむ事ができそうです。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

EF81トワイライト専用機が出区していきます。
EF81が本線から機関区に入線していきます。続いて475系が出区していきます。