2024年8月3日(土)に、愛知県名古屋市にある「リニア鉄道館」行ってきました。この施設には開業時とその後数回訪れていました。最近はもっぱら京都鉄道博物館に足を運ぶことが多くなっていましたが、今回たまたま名古屋に行く用事ができたのでそのついでに久しぶりに見学してみることにしました。ただこの日の名古屋は猛暑で、エアコンが効いている館内でも汗が吹き出してしまいました。暑いので少し足早で回りましたが、見てきた様子を紹介させて頂きます。
JR名古屋駅から「あおなみ線」に乗車して、終点の「金城ふ頭」で下車したらもうこの建物が見えてきます。
入場料は1000円。京都鉄道博物館より500円も安いので、何か得した気分になりました。入館したらうす暗いスペースに東山公園にいたC6217号機と新幹線試作車両の300X、そしてリニアの試験車両がお出迎えしてくれました。新幹線の映像がバックに映し出されていました。ドラマティックなエントランスといったところです。
エントランスの壁には歴代の蒸気機関車のナンバープレートが奇麗に展示されていました。こうみると蒸気機関車のナンバープレートは意外にカラフルだったようです。
300系新幹線の試験車両の300X。この車両のお陰で新幹線270キロ時代を切り開いたといえるでしょう。
館内に進むと色々な車両が展示されています。まずは新幹線車両を紹介していきます。上の画像はご存知初代0系新幹線。東海道新幹線開業時の車両になります、自分も米原駅からこの新幹線に乗って旅に出たものです。中学3年生時の修学旅行でも0系で東京まで行きました。
上の画像は100系新幹線になります。バブル期に登場して、2階建て車両も繋いでいました。当時「シンデレラエクスプレス」というJR東海のコマーシャルが流れていました。自分も教員時代に小学部6年生の児童を引率して神戸に修学旅行に行った時にも乗りました。自分が1番好きな新幹線です。「こだま」でのラストランの時には2階建てのグリーン車に乗ったのを覚えています。
100系新幹線の車内になります。
こちらは100系新幹線の168型で、2階建ての食堂車になります。
2階席からの眺望を楽しみながらの食事は、さぞや美味しかったことでしょう。
1階部分を通る通路になります。
食堂車には国鉄車両のエッチング板が飾られていました。
1階の厨房から2階食堂へ食事を上げ下げするエレベーターがあります。
上の画像は300系新幹線の試作車両になります。
その横には700系新幹線の先頭車が展示されていました。
そして屋外にはN700系新幹線が先頭車と普通車、そしてグリーン車の3両で展示されていました。室内はエアコンが良く効いていて涼しく座席にも座れるので、たくさんの入館者が休憩されていました。さながら現在の新幹線に乗っているような錯覚を覚える車内でした。
リニア鉄道館のN700系新幹線の運転シミュレーター。実物大の運転席に座って、大迫力の走行映像を見ながら運転できます。人気が高く、この日も予約で一杯でした。在来線の運転シミュレーターは入口で待っていたら運転ができるようでした。
上の画像は一昔前のドクターイエロー922形になります。現在の車両も引退が発表され、2027年には全て廃止される様です。
歴代の新幹線車両の先頭車デザインの変遷も展示されていました。
ここからは在来線の展示を紹介します。これはホジ6005形式の蒸気動車です。片方の台車が動力車になっています。
ED11形電気機関車。
C57139のお召し列車牽引機。
ここからは館の奥に納められている車両たちになります。これはスニ30形荷物車。
寝台車や気動車が展示されています。
気動車キハ48000形式。初期の塗色を纏っています。
キハ82形気動車の特急「ひだ」。
かつて165系の大垣夜行にも2両連結されていたサロ165形グリーン車。
165系電車のクモハ165形。急行「東海」のヘッドマークが掲げられています。
こちらは117系近郊形電車のクハ117形。中京圏でも新快速として活躍していました。
オハ35型客車の車内。ドーム形の室内灯が懐かしかったです。
111系近郊形電車のクハ111-1。
キハ181形。特急「しなの」になります。
こちらは関西急行色の「流電」、モハ52形。以上がリニア鉄道館に展示されている大部分の車両の紹介になります。以下は、鉄道ジオラマの紹介をして行きます。
ジオラマは名古屋を中心に東京エリア、関西の京都、奈良、鳥羽、大阪エリアが大変リアルに作り込まれています。
夜の名古屋駅の表現。高層ビル群の灯りも映えて大変綺麗です。
ささしまライブの表現です。ライブ会場の表現は無数の人形が置かれていて圧巻です。
新幹線の保守車両もあり、夜間シーンで走行していました。
背景の富士山の表現が大変見事でした。
こちらは遊園地の表現になります。
名古屋駅周辺の表現になります。
三重県エリアにある伊勢神宮と春の山の表現。手前は伊勢湾でしょうか。
こちらは関西エリアの大阪駅をイメージした駅になります。どの部分にも架線と架線柱がリアルに作られていて大変リアルでした。
鳥羽の駅をイメージした海沿いの駅。海の表現が素晴らしかったです。大変見ごたえのある鉄道ジオラマで、今回久しぶりに楽しませてもらいました。
大変暑かったので足早に見て回り、直ぐに帰路に着きました。帰りに米原駅に着いたらちょうどドクターイエローT4の「こだま検測」があり、大勢の人が間近に引退間際の車両を見ておられました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。