「十二坊温泉ゆらら」での鉄道模型運転会を終えて

以前当ブログで記事にした「十二坊温泉ゆらら」での鉄道模型運転会。前回は準備段階の様子を書きましたが、今回は担当のスタッフM様が公開可能な画像を提供して下さったので当日の様子について記事にしてみることにしました。2025年4月26日(土)と4月27日(日)に開催させて頂き、「ゆらら」担当スタッフのM様の全面的なご協力もあって成功裡に終えることができました。ゴールデンウィークにむけての温泉施設でのイベントということで、お客様の子ども連れさんも多く、子どもさん向けの体験運転をメインとして沢山の方々に楽しんで頂くことができました。鉄道模型運転会を行わせて頂いた施設は、たいへん立派な温泉施設でキャンプ場もありました。食事スペースに買い物スペース、そして窯業体験施設もありました。湖南市観光協会様が運営されています。

鉄道模型運転会は、例によって組み立て式線路で運転会のレイアウトを作ることになりました。これまで自分が経験した運転会の知識を生かして、子どもさんに喜んで頂ける設定を考えてみました。基本はオーバルの複線線路を敷設して、内側線は展示運転用とし、外側線は体験運転用にしてみました。

上の画像が線路レイアウトになります。30分の1スケールで描いてみました。レイアウトとベースになる長机との関係が大事になってきます。考えてみた結果、運転会場施設にあるテーブルを14脚使わせて頂くことにしました。

上の画像はテーブルの配置案になります。この机の上に組み立て式線路を組んでいきました。カーブの部分は余分にテーブルを使うことになってしまいました。正に「現物合わせ」でテーブルの上に組み立て式線路を置いていきました。ちなみにテーブルの上に組み立て式線路を置くので、テーブルの高さが揃った高さでないといけません。この点が気を使う所で、高さに微妙な差がある部分には線路とテーブルの間に工作板の切れ端を挟んで高さ調整をしました。

テーブルの内側に私が入って展示運転をしました。ただ、出入り口が作れなかったのでこのテーブルの下をくぐるのに一苦労。やはりもっと痩せなければという思いが脳裏によぎりました。

「ゆらら」のテーブルは、やはり14脚必要となりました。ご覧の様にスタッフ出入り口が作れず、中に入るのに一苦労。テーブルとテーブルの隙間から滑り込んで何とか中に入ることができました。

期間中はたくさんの子供連れ様で賑わいました。「トーマス」が大変頑張って走ってくれていました。大きな子どもさんには近江鉄道820系や113系電車、117系電車等を運転してもらいました。展示運転でも「あれを走らせて」というリクエストがあり、ゴッドハンドで車両を移動して展示運転させてもらいました。

運転会の体験運転用のコントローラは「電車でGO!」というゲームのコントローラを改造して、鉄道模型のパワーパックにしたもので、オークションで購入しました。ワンハンドルなので子どもさんにも扱いがやり易く、かつ運転を教えるのもやり易い優れもののコントローラといえます。ハンドルを手前に倒せば力行運転し、奥に倒すとブレーキが掛かります。これまでにも体験運転に使ってきて好評でした。これまで子どもさんの荒い扱いにも耐えてきています。どうかまだまだ壊れずにいて欲しいと願うばかりです。今回もこのコントローラは大活躍でした。

体験運転に使用する車両は子どもさんに人気のある「トーマス」とトイレールを改造して鉄道模型とした北陸新幹線W7系になります。1番奥に見えるのは、これも体験運転用に自分が改造して作った近江鉄道800形になります。どの車両も大変タフな車両で、子どもさんの運転で脱線転覆しても全く壊れません。正に体験運転用の鉄道模型には最適な車両といえます。今回はW7系の調子が悪く、あまり走らせられませんでした。今回の主役は「トーマス」でした。前面の目が左右に動くこともあった、子どもたちには大人気でした。2日間よくぞ走り続けてくれました。運転会が終わってから思わず「ありがとうトーマス」と言いたくなりました。「バックマン」という中国製の大変タフな鉄道模型になります。

展示走行用の車両は、「十二坊温泉ゆらら」の近くを草津線が走っていることから、「草津線」と「琵琶湖線」にちなんだ車両を持参して展示運転をました。そして子どもたちに人気の貨物列車と昔に草津線で走っていたD51形蒸気機関車が牽く客車列車も展示運転させて頂きました。下の画像は左からカツミ製223系1000番台、カツミ製221系、宮沢模型製117系、そしてトミックス製113系電車になります。

2025年2月に運転会の依頼を頂いてからコツコツと準備を進めて、この度無事に運転会を終えられたことをかみしめている今日この頃です。何より運転会で見られた沢山の子どもさんたちの笑顔が嬉しかったです。アンケートにも楽しかったという感想を沢山いただきました。準備から当日の運営まで「ゆらら」スタッフM様には大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

体験運転の動作チェックする私。体験運転時にはカトー製のサウンドボックスを併用して車両の音を再現していました。リアルな音に子どもさんも喜んでおられました。