5インチゲージの運転会「秋の部」に行ってきました

今年の11月最初の連休、2024年11月3日(文化の日)に、昨年から毎回参加させて頂いているプライベートな5インチゲージの運転会にお邪魔させて頂きました。前日は大雨警報が出ていましたが、この日は朝から気持ちの良い晴天に恵まれ、屋外運転会日和となりました。主催されたオーナーさんに挨拶に行くと、今回はいろいろと動かれていて、忙しく準備をされていました。オーナーさんから前の日に線路の上に落ちた枯れ葉をほうきで払うように頼まれたので、私は喜んで線路の落ち葉払いをさせていただきました。自宅でもよくやっている落ち葉掃除の線路版です。レイアウトの1周約150メートルを固いほうきで作業させて頂きました。小石も線路の中に入っていたりして、運転前の線路点検(保線)をさせて頂くことができました。

やがてオーナーさんが接客準備等を終えられると、機関区に鎮座している大型ライブスティームの運転準備に移られました。この蒸気機関車は「マウンテン」と言う名前で、アメリカ型のD形機になり重さは150キロ以上あります。現在は鉄道模型部門を廃業されている大阪の「O.S.製」最大のライブスティームになります。オーナー様は毎回大変気さくに話して下さり、暖かなお人柄が魅力的な方です。広大な5インチと3.5インチ併用の線路を約150メーターに渡って敷設されています。レイアウトはガレージの中を通ったり、塀の間を通ったり、また樹木の間を通ったりと変化に富んだ路線で、勾配区間もあります。また線区の端には立派なターンテーブルのある機関区とトレーラー車両の留置線、そして屋根付きの大きな駅まであり、正に素晴らしい乗用鉄道模型の「ワンダーランド」を創造しておられます。

今回もこの素晴らしいマウンテンを運転させて頂くことができました。今回はオーナーさんに、石炭をくべる作業と火床を平らに整える作業、そして給水作業を教えて頂くことができました。運転操作面では走り出すときに「ドレイン」といってシリンダー内の余分な蒸気を排出する操作も教えて頂きました。オーナーさんの運転される列車にも乗せてもらいましたが、スピード感とメリハリがあり大変見事な運転でした。自分にとっては正に至福の時間を過ごせました。

今回の運転会に間に合うように、オーナーさんは手持ちの5インチゲージの蒸気機関車とディーゼル機関車をリニューアルされていました。リニューアルを手掛けられたのは、大阪和泉市のメーカー(TREAK CORPORATION)になり、以前の車両をレストアされて塗色も新たにしておられました。2両がジャンパ栓で繋がれ、動輪は6つとなり3両編成の客車を軽々と牽引していました。動輪数では「F級」機関車になります。自分も運転させて頂きましたが、2両のロコのスピード調整も全く同じで大変スムーズな走行を楽しませてもらいました。

また今回TREAK CORPORATIONさんは、去年は黄色のC形バッテリーロコを製作して持ってこられていましたが、今回は銚子電鉄のデキ3をプロトタイプとした5インチゲージのバッテリーロコを持ち込まれました。動輪が約80mmくらいあって大変大きく、バッテリー24ボルトで700ワット以上の出力が出せると話されていました。サイズ的にとても5インチゲージと思えない大きさでした。「速くはしりますよ」と言われて試走させて頂くと、正に実機を運転しているような感じになりました。車体を揺すりながら走る様は大迫力で速く、コントローラーのつまみをフルスロットルまで回すことはできませんでした。

そして今回の運転会では、初めて3.5インチゲージのライブスティームを見せて頂くことができました。持参された方の話では、イギリスのウェールズ保存鉄道で動態保存されている532mmゲージの蒸気機関車とのことでした。博物館に展示されるようなレベルの貴重な機関車とも話されていました。

3.5インチゲージは内側の線路。狭軌感が秀逸です。

これまで行った5インチゲージの運転会場や自分が譲り受けた線路はどれもデュアルゲージになっていて、5インチゲージの内側に3.5インチゲージが走れるようになっています。でもその内側を走る実際の鉄道模型を間近に拝見するのは初めてでした。素晴らしい作り込み、狭軌のリアル感に感動しました。なお牽引する客車は5インチゲージの車両となります。イギリスのウェールズ保存鉄道のゲージは日本の代表的ナローゲージ762mmより狭い562mmだという話にも驚きました。蒸気機関車の名前は「マウンテニア262」という形式とのことでした。日本でいう森林鉄道で、主に木材運搬に使われた蒸気機関車ということでした。煙を吐いて力お客さんを乗せ、力強くレイアウトを走行していました。

そして、今回は以前から所有されているN700系新幹線の中間車を2両増結されました。運転会を見せて頂いている時に車で2両が搬入されて、本当に驚くことばかりでした。その後、この新幹線は多くの子どもさん達を乗せて走っていました。次回は来年の4月29日昭和の日に開催予定とのことで、また参加させて頂きたいと思っています。

今回お招きいただきました運転会のオーナーさんをはじめ参加されたメンバーの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。大変お世話になりましてありがとうございました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今年もミニSLフェスタinおやべ2024に参加しました!

雨に備えて電源収納部にはビニールシートをかけました。

2024年9月15日(日)と16日(祝)で富山県小矢部市にあるクロスランドおやべに行ってきました。「ミニSLフェスタinおやべ」に参加するためで、今回が2回目の参加となりました。今年の残暑も厳しくて、何と直前まで喉風邪をひいていました。あまりにもしんどかったらイベントも見送るつもりでしたが、何とか風邪もひどくならずに参加させて頂くことができました。

ジムニーに積んでいきます。

今回も富山までの北陸旅行となったわけで、家内も同行することになりました。私がミニSLフェスタに参加している間、家内は今回も車で自由に富山観光を楽しんでいました。宿は今年は砺波市の「パークイン砺波インター」を取りました。

今回も5インチゲージ車両3両を愛車ジムニーに積んでいきました。去年に車載用のキャリアを作っておいたので、全く安心して運ぶことができました。今年は車載用のキャリアにグレーで塗装しておくことができました。また今回のイベントに向けて自分の5インチゲージに少しだけ手を加えてみました。それは「汽笛」を装備したことです。去年は乾電池でブザーを鳴らしていましたが、全く聞こえずにダメでした。今年は春の蓮華寺運転会で知り合った5インチゲージを製造販売している方から、12Vのバッテリー電源でなるホーンとスイッチ類を購入して製作していました。自動車用のホーンを使ってボタンスイッチとヒューズを介してバッテリーの1つに繋ぎました。やはり12Vの音なのでびっくりする程の大きな音が鳴るようになりました。これで機関車の「汽笛」らしくなったように思います。自分的には残音のあるエコーのかかったような音を想像したのですが、普通のクラクションの音でした。でも電池のプザーとは雲泥の差がある音に満足していました。では2日間の様子を振り返ってみることにします。

1日目。早朝5時30分に自宅を出発して北陸道を北に向かって走りました。積み込んだ5インチゲージの車両も、乗せる板を製作して、車両をロープでしっかりと固定したので大変安定して運搬することが出来ました。運転の視界も去年より良好でした。途中、休憩をしながら小矢部インターには8時30分過ぎに着くことが出来ました。渋滞らしい渋滞もなく少し早めの到着となりました。会場に着いて、受付を済ませてから5インチゲージ車両をヤードに降ろしていきました。電源も入って、駆動系も大丈夫で安心しました。9時40分から打合せがあり、諸注意事項の連絡がありました。10時より開会式が出発線エリアで行われました。可愛らしいキャラクターも居て、和やかな雰囲気の中1番列車が汽笛を響かせて、たくさんのお客さんを乗せて発車していきました。今年は早々に出区して、2番列車としてスタートしました。初回のお客さんは大阪から南砺市に里帰りされていたお父さんと2歳の息子さんでした。1年振りの常設コースの運転を楽しませてもらいました。その後は列車が込み合ってきたので600メーターある特設コースに転線してロングラン運転を楽しませてもらいました。次のお客さんは小学生の男の子が一人で乗ってくれました。機関車の調子も良くて快適な運転を楽しませてもらうことができて良かったです。お昼前にヤードに戻ってお弁当を頂きながら休憩です。午後から気温も上がって猛暑になり、今年もドリンクホルダーが大活躍でした。午後は2時くらいから物凄い雨になってしまいました。車両を用意して来たシートで覆って、3時には雨も止んでいましたが。4時前にまた大雨がふるというのでこの日の運転は切り上げました。その後は宿に戻って大雨の中、海鮮の夕飯を食べに出ました。今年の宿には夕方からはウェルカムドリンクがあり、また大浴場があったので雨で濡れた身体をさっぱり出来たので良かったです。

開会式前の様子。今年は2番列車で出区。
見事な485系雷鳥。
ドクターイエローもお目見え。
秩父の電機も登場。
北斗星のDF200版も登場。
お昼はお弁当を頂きました。
初日の午後は大雨になってしまいました。
夕食は富山の美味しい海鮮三昧。

2日目。宿で朝食を取って、8時30分にはクロスランドに着きました。雨に濡れたブルーシートを外して、晴天の元10時から運転をスタートさせました。バッテリーの容量も十分でパワーダウンすることもありませんでした。特設コースの方で初日より多くの親子連れさんに乗ってもらいました。途中で客車を先頭にして後押ししてみようと思い連結部を触っていて、結局変更せずに次の親子連れを乗せて牽引していたら、何と後ろからケラケラと笑い声が。振り返ると連結のボルトが外れて走行中に車両開放事故?が起きていました。慌てて機関車を停めて客車を曳いて連結しました。ボルトのナットが緩んで抜け落ちていたのが原因でした。乗客親子にはお詫びをしてまた運転を再開しました。やはり「安全第一」を肝に命ずる一件となりました。その後、昼食のおにぎり弁当を美味しく頂きました。2日目は遠方からの模型愛好家も多いので、午後から撤収をされている方が多かったです。自分も3時くらいに車両を撤収させて頂きました。主催者にお礼を言ってクロスランドおやべを後にしました。途中、福井市に立ち寄って美味しいおろし蕎麦を食べ21時には帰宅できました。今年は初日雨に見舞われたものの、2日目は晴天の中で5インチゲージの運転を堪能させて頂くことができました。ミニSLフェスタの関係者の方々に、この場をお借りしてお礼申し上げます。2日間お世話になりありがとうございました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

今年は12ボルトのホーンを取り付けました。ロゴの左にスイッチを付けています。
ライブスティームも数多く参加していました。
クロスランドおやべ常備の車両たち。
5インチゲージの祭典に参加してきました。
帰りの福井市「やすたけ」の蕎麦は絶品でした。

レイアウト訪問記~13mmゲージの世界~

かねてから一度訪ねてみたかったレイアウトの訪問が、今年の夏前にやっと実現できました。その方とは大阪で開催された13mmゲージ鉄道模型の運転会でお会いすることができた方で、ご自宅に13mmゲージのジオラマレイアウトを作っておられる方になります。ようやく念願叶って訪問させて頂くことができました。今回はその様子を紹介させて頂きます。13mmゲージの蒸気機関車を全て手作りで製作しておられる方で、何とレールも自分で枕木から作られて、線材を犬釘でスパイクして敷設をされています。レイアウトのシーナリィやストラクチャーも当然すべて手作りで製作されておられ、みごとな出来栄えのものばかりです。レイアウトは新築されたご自宅の2階にありました。そこは正に鉄道趣味の部屋、夢の空間となっていました。オーナーさんから説明してもらいましたが、廊下部分のディスプレーケースには、一杯に鉄道模型が飾られていて全て13mmゲージでした。蒸気機関車はおそらく全形式揃っているように思えました。客車もダブルルーフの客車編成から43系の「つばめ」、「はと」の編成などが奇麗に専用ケースに飾られていました。ここを見ているだけでも大変充実した気持ちになってしまいました。申し遅れましたが、取材させて頂いた画像やお話を当ブログにアップさせて頂くことにご承諾を頂いております。ご自宅の住所やオーナー様の名前はプライバシー保護の観点から伏せさせて頂きます。どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。

E10もありました。
レイアウトのコントロールパネルとパワーパック。

自宅のレイアウトルームを案内してもらいました。見事に作られたジオラマレイアウトに暫し言葉を失ってしまいました。駅と機関区をレイアウトの前面に展開され、メインの線区が内側と外側に敷設されていました。それぞれの線区に天賞堂製のサウンドシステムに対応したパワーパックが繋がれていました。当然、各蒸気機関車には天賞堂のサウンドシステムが内蔵されていました。そして1000分の30位になる勾配線区には山を巡る見事なループ線が作られていました。山肌の樹木は1本1本に表情があり、丁寧に作られていました。自分の作ったレイアウトのキットの植林とは雲泥の差がありました。

素晴らしい扇形庫周辺。

とりわけ目を引いたのが、駅周辺の大きな機関区の部分でした。ガントリークレーンは大形のものが鎮座して大変迫力があり、扇形庫の周辺施設は日本に実際にあったものを忠実に再現されていました。転車台は壁上部に取り付けられたカメラでターンテーブルの動きがモニター画面で目視でき、その動き方は実物と同じように速度に変化をつけられるという仕組みになっていました。

駅舎の内部も作り込まれていました。
模型で初めて見たテルハ。
ホームに居たターレントラック。

大きなメインの駅は九州に実在したオーナーさんが好きな駅舎をモチーフにして作られていました。ホームの端の方には「テルハ」と呼ばれた荷物移動設備が再現されていました。模型で作られているテルハは生まれて初めて見ました。そしてホームには荷物を運ぶキャリアカーである「ターレントラック」が自作されて置かれていました。良き国鉄時代を彷彿とさせる風景がそこにありました。

大鉄橋を下の方から見上げています。
素晴らしい山線の風景。ループ線もありました。

そして高さのある山の間を結ぶ大鉄橋は、オーナーさん自身が金属で手作りされた見事な大作で見応えがありました。レイアウトのベースの高さは床から100㎝程あり、レイアウトをくぐりぬけるのに、腰を大きく曲げることが要らないように作られていました。ちょうど立った状態で車両を目線で眺められる高さになっていました。オーナーさんが以前に腰を痛められたので、これまでのレイアウトを一旦撤収されて新たにこの100㎝の高さにレイアウトを作り直されたとお聞きしました。素晴らしい「決断力と行動力」に頭が下がりました。レイアウトの背景は水彩画で山々の風景が奇麗に描かれていました。畑の作り込みも野菜の1つ1つが丁寧に作られており見事なものでした。

畑の野菜が1つ1つ作り込まれていました。
先従輪が脱線して周回できなかったC59。
今回持ち込ませて頂いたDD50が牽く荷物列車。
DD50牽引の荷物列車が駅に到着。

訪問の後半では、素晴らしいレイアウトで自分の持ち込んだ車両を走行させて頂きました。自分はこの日のために13mmゲージに改軌しておいたカツミ製のDD50形ディーゼル機関車とサンゴ製の13mmゲージ完成品C59形蒸気機関車を持ちこませてもらいました。見応えのあるレイアウトを走るDD50の牽く列車を眺めていると、自分は見たことがなかった北陸線の旧線、柳ケ瀬越えや山中越えをあたかも実際に見ているような気持ちになりました。まさに「素晴らしい」の一言でした。蒸気機関車C59の方は残念ながらトンネルの中で先従輪が脱線してしまい、レイアウトを1周することができませんでした。後で蒸気機関車の先従輪脱線防止の対策をいろいろ教えていただいたので、また改善してみたいと思います。そしてまたいつかこのレイアウトでリベンジ走行を果たしてみたいと思います。

素晴らしいロックシェード。

自分が持ち込んだ車両の走行も心ゆくまで見させて頂くことができ、まさに夢の時間を過ごさせて頂くことができました。やはり素晴らしく作り込まれたレイアウトという舞台があると、そこを走る列車は生き生きとして大変リアルに見えます。ピカピカの車両より、少し汚した、ウェザリングを施した車両の方がしっくりと映えるようです。

駅周辺の街並みも秀逸。

今回は大変お忙しい中、レイアウトの見学を快諾して頂いたオーナー様にこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。この日は、大変お世話になりましてありがとうございました。今後ともいろいろと13mmゲージ鉄道模型のご教示を頂きたく思います。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

オーナーさんの工作室。

5インチゲージの運転会に行ってきました

今回乗らせてもらったバッテリーロコ。

今年の大型連休2024年4月29日(昭和の日)に、昨年から毎回参加させて頂いている京都のプライベートな運転会にお邪魔させて頂きました。場所は京都市のJR西大路駅近くになります。主催されたオーナーさんに挨拶に行くと、毎回運転されている大型ライブスティームの運転前の整備をされていました。この蒸気機関車はアメリカ型のD形機になり重さは150キロ以上あります。現在は廃業されているOS製の最大のライブスティームになります。毎回訪ねると気さくに話して下さり、暖かなお人柄が魅力的な方です。5インチゲージの運転場は、ご自身の敷地内に作っておられ、5インチと3.5インチ併用の線路が約150メーターに渡って敷設されています。ガレージの中を通ったり、塀の間を通ったり、また樹木の間を通ったりと変化に富んだ路線で、勾配区間もあります。また線区の中には立派なターンテーブルのある機関区にトレーラーの留置線、そして屋根付きの大きな駅まであり、正に素晴らしい乗用鉄道模型のワンダーランドになっています。

運転会を主催された方が持っておられるマウンテン。
レイアウトには機関区があります。
N700系新幹線は新しいジョイスティック式のコントローラ仕様になっていました。

主催者さんご自慢のアメリカ型の大型蒸気機関車(ライブスティーム)のマウンテンも大変素晴らしく、今回もこの蒸気機関車を自分も運転させて頂くことができました。コクピットの右側にある逆転機を前進にして、中央の加減弁をゆっくり左側に回すと、「シュッ、シュッ、シュッ」と蒸気をシリンダーから出して走り始めました。ある程度加速したら加減弁を元に戻して惰性で走行します。そしてコクピットの左側下部にあるブレーキレバーを上に引いて停車させます。本物の蒸気機関車の運転ができた気分になりました。しばらくの間運転させていただき、この日の来場者さんを客車に乗せて線路を周回させてもらいました。レイアウトには勾配区間があって、前回は空転(動輪が滑ってクルクルと高速回転すること)してしまう箇所もありましたが、オーナーさんが機関車をメンテナンスされて今回は全く空転することはありませんでした。正に夢のような1日となりました。運転場の駅の待避線には主催者さんがお孫さん用にと導入されたN700系新幹線も置いてありました。この新幹線もコントローラーを扱いしやすい「ジョイスティック」にされていました。

筍を下さった方の「フォルテ」。

自分も会員になっている保津川ライブスティームクラブのOさんは、ご自身のライブスティーム、愛機の「フォルテ」を持ち込まれて運転を楽しんでおられました。余談になりますが、今回の運転会に合わせて個人的に筍を頼んでいたところ、今回10個以上の筍を持って来て下さいました。この日の朝に出ていた筍ということで、ありがたく頂戴いたしました。昨日は亀岡サンガスタジアムの広場でご自身の5インチゲージを敷設されて、子どもさんたちを乗せて走るイベントをされていました。次回は私も協力させて頂きたいと思います。オーナーさんの敷地内の5インチゲージの他にも離れ建物の2階ではHOゲージと13mmゲージの運転会もされていました。(16.5ミリゲージと13ミリゲージの併用軌道も1線作ってありました。)参加されている方々はそれぞれ自分の車両を持ち込んで走らせておられました。

レイアウトの駅に停車中のマウンテンの牽く列車。

この運転会だけで毎回お会いする方との話も弾んで大変楽しいひと時になりました。今回、大阪の泉大津から5インチの車両や線路を製作しておられる方とも知り合いになり、いろいろと5インチゲージの話を聞かせていただけました。5インチゲージの大手メーカーが廃業されて、その部品と職人を受け継がれたとのことでした。今回、オリジナル車両のバッテリーで動く機関車を持ってこられていて、自分も運転させて頂くことができました。2つの動輪にはロッドが付けてあり、好ましいスタイルでした。そしてバッテリーは自動車用のものよりも、「リチウムイオン電池が小さくて良い」ということを教えていただきました。※走行の様子は記事の最後に動画で紹介しています。

午後も動力とコントローラーを改良された、N700系新幹線やマウンテンを存分に運転させて頂きました。この日に来場されていた親子連れさんにも乗って頂き楽しんで頂くこともできました。やはり乗客がいる列車の運転には緊張してしまいます。そして自宅レイアウトにも遊びに来てくれる友人とも会うこともできました。午後3時ごろから生憎の雨になってしまい、いつもより早めの撤収となりました。自分もHOゲージレイアウトの撤収をお手伝いさせて頂きました。毎回あっという間に過ぎてしまう運転会。次回は文化の日、11月3日に開催予定とのことで、また参加させて頂きたいと思っています。今回お招きいただきました運転会のオーナー様をはじめメンバーの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。1日大変お世話になりましてありがとうございました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

運転会主催の方の大型ライブスティームの「マウンテン」を今回も運転させてもらいました。
バッテリーロコの運転風景になります。

13ミリゲージ春の運転会に行ってきました

2024年4月6日(土)に13mmゲージ同好会の運転会に行かせてもらいました。この日は夏を思わせるような暖かな日となりました。長浜を朝7時代の新快速で新大阪まで車窓の桜を楽しみながら行くことができました。新大阪からは地下鉄で堺筋本町を降りると運転会場の大阪区民センターに到着しました。久しぶりに会う方が多く、しばらくは談笑を楽しみつつ、今回持ってきた13mmゲージの車両を出させてもらい線路に置かせて頂きました。

今回は手持ちのC59形蒸気機関車と10系客車とで寝台急行「安芸」を再現しました。食堂車を含む11両編成を大きなレイアウトで走らせて頂きました。ホームの直線部分で何故か第一動輪が脱線してしまうというトラブルに見舞われてしまいました。他の所は難なく走行しているのに、ホーム横を通過する時に、決まったところで脱線が生じました。線路を点検しても全く異常はありません。主催者の方にもチェックしてもらいましたが、原因が解りませんでした。だましだましの走行を続けていくと、ややスピードを上げると無事に通過することが解り、その後はややスピードを上げて周回させてもらいました。今回の運転会に準備していた寝台急行「安芸」がレイアウトを快走してくれて安心しました。

マシ38も良いアクセントになっています。

私の友人も、今回の寝台急行「安芸」に合わせて、カトー製のEF58を13mmゲージに改軌してくれて持参してくれたので、罐を替えての運転も楽しむ事ができました。これで今回のミッションは完了したことになります。大きなレイアウトをゆっくりと走っている様子を見ていると満足感に浸ることができました。2日目は地元の神社大祭があり参加できませんでしたが、当日撮り溜めたビデオ動画を見ては楽しませて頂いております。

自分としても、とりわけカトーのEF58が2両あるので、その1両を13mmゲージに改軌したいと考えています。改軌のやり方は、割とシンプルで簡単とのことでしたが、先台車の車輪の加工が一番大変だとお聞きしました。詳しくお聞きできたので、手元のEF58を改軌したいと思っています。今回、寝台急行「安芸」仕様にとカトーのEF58を持参してくれた友人の罐の下側が次の画像になります。

友人の13mmゲージのカトー製EF58

今回は1968年当時の寝台急行「安芸」を仕立ててみました。この頃の食堂車にはまだマシ38が使われており、次の年くらいからは10系のオシ17に変えられています。友人はこの日、改軌したカトーのEF58と一緒に、このオシ17が入ったもう一本の「安芸」を持って来ておられました。58が牽引する10系客車は良く似合いました。自分の編成の先頭にも立たせてもらい、糸崎から東京までの電化区間を走行していた姿も再現することが出来て楽しかったです。

ほとんど手作りされたというD51が重連で快走していました。

今回、実は荷物車のマニ36(実際は寝台急行「安芸」にはマニ32かカニ38という荷物車が使われており、このマニ36は使われていません)にエンドウ製の13mm用MPギア電動ユニットを組み込んでいました。というのも自宅の13mmゲージレイアウトでは半径が小さいためか、C591両で編成が引き出せず、動輪が空転してしまったからでした。動力ユニットをそのまま天賞堂のマニ36に付けて補助動力車にしていました。C59ともうまく強調して走ってくれていました。しかしながらこの十三クラブさんのレイアウトは大変緩いカーブで、C591両だけで走行ができました。その時にと用意した天賞堂製プラスティック製マニ60を繋いで周回させることが十分できたわけです。ただ、このマニ60の車輪に不具合があって、途中で脱線したりしてしまっていたので、また動力付きのマニ36で走行させていました。そしてC59161の大きな間違いが当日になってクラブの方の指摘で判明したのです。もともとC5952号機だったので、テンダーの形状が戦前型でした。161号機は戦後型の船底テンダーだったのです。また大失敗をやらかしてしまいました。テンダーをじっくり観察することが不十分な結果となってしまったわけです。幸いなことに家に天賞堂のC59戦後型があったので、帰宅後早速テンダーを交換してみました。教えて下さった先輩には感謝している次第です。運転会では自分より遥かに模型歴が長い先輩方がおられて、毎回いろいろと教えていただけるので良い勉強になります。そして如何に自分の知識に沢山の間違いがあったかという事実を知らされることになります。そしていろいろな模型作りのアイデアも教えて頂くことができます。何よりまた新しい鉄道模型友人ができることが嬉しい事です。この運転会で知り合わせて頂いた方も、自分のレイアウトを見たいと言って下さった方がおられたことが嬉しかったです。本当につたないレイアウトで16.5mmゲージですが、皆さまのお越しをお待ちしております。

帰宅後に同じC59の戦後型のテンダーに替えました。

運転会にお招きいただいた十三クラブの皆様、そして当日お会いできた皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。お世話になりまして、ありがとうございました。今回も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。