STMC滋賀鉄道模型愛好会の運転会史③

683系2000番台特急「しらさぎ」、日車夢工房製8連。

これまでの「STMC滋賀鉄道模型愛好会」が公開運転会を行ってきた記録を、当時の自分のブログ記事を再掲して振り返っていきます。この愛好会との出会いが無ければ、自分の鉄道模型趣味の充実は無かったと思っています。ではさっそくこれまでの主な運転会の様子を、当時の紹介プログ記事と一緒に見て頂くことにします。

221系電車、カツミ製8連。
683系2000番台の手前に置いてあるのは、自分が改造して作った419系3連。
左から117系エンドウ製、223系2000番台エンドウ製、20系カトー製。

2010年3月21日~22日と「ライブリースペース和」様主催の鉄道模型イベントが彦根アルプラザの6階の特設会場で行われ、STMCもHOゲージの展示走行と持ち込み運転という形で参加させていただきました。イベントの方は連日大変盛況で、沢山の人に楽しんでもらえたようです。この間、主催者の「ライブリースペース和」様をはじめ、いろいろな方々に準備・運営・撤収等で大変お世話になりましてありがとうございました。この場をお借りいたしまして、厚くお礼申し上げます。

今回は、223系や221系に583系「きたぐに」、20系ブルトレ、117系等を走行させました。またカツミ製100系新幹線も快調に走行してくれました。419系もメンバーのメンテにより無事に復活してくれました。線路関係のトラブルもほとんど無く、本線の渡りについても難なくこなせてホッとしています。私の組立式線路もやっと「安定期」に入ったようです?!いつかターンテーブルも展示させたいものです。また、いつのことになるか解りませんがホームに1/80「長浜駅」を製作して置いてみたいものです。「夢」はますます膨らみ、楽しい時間はアッという間に過ぎました。

左から200系、700系、0系の各新幹線。そして近鉄ビスタカーと113系。
江若鉄道のモジュール。
江若鉄道の白髭神社付近のモジュールを往くキニ13。
江若鉄道の駅モジュール。

2010年10月31日(日)も公開運転会を開催しました。

今日は、カメラカーを導入して運転席の臨場感を体感してもらいました。Nゲージの体験運転も子どもさんを中心に賑わっていました。終わりに場内を暗くして夜間運転をしました。中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」をBGMに最高の演出ができました。次回は11月3日になります。

ペーパー製の521系電車の試作品。

前回521系の先頭部分を試作してくださったKさん。今回は、ボディーまで試作してくださいました。まだまだ試作段階で、これも失敗作?らしいです。来年1月頃には形になるとのことでした。

左から223系6000番台+221系、80系電車、223系2000番台。

2011年10月29日、30日とスカイプラザ浜大津の6階にてSTMCの運転会をしました。江若鉄道の素晴らしいモジュールレイアウトも展示され、多くの観客で2日間とも盛況でした。今回は、レイアウトの外側に体験コーナーを設置し、カメラカーと運転台型コントローラーでお子さんたちに「運転士気分」を味わっていただきました。
今後は、11月3日、5日、6日と開催します。

コンテナ貨物と221系の間を往くC62牽引の客車列車。
素晴らしい江若鉄道の運転区モジュール。

2011年11月3日、スカイプラザ浜大津での運転会。

 京阪のイベントがあったせいか、朝からひっきりなしのお客様に恵まれました。運転スタッフは午後まで私1人。なんとか、6列車同時運転を無事故で乗り切ることができました。午後からはメンバーも来てくれてホッとした次第です。300名を越える入場者にスタッフ全員驚きました!残すところ5日と6日になります。ご来場いただきました皆様、わざわざお越しいただきましてありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。         滋賀鉄道模型愛好会STMC 会員一同。

10月29日に始まった浜大津での公開運転会が昨日無事に終了しました。今回、三原市在住のN氏による見事な江若鉄道のモジュール展示が話題になり、期間中たくさんの来場者で賑わいを見せていました。来場者はトータル999名とのことでした!
私も今回は鉄道模型走行会の日はすべてスタッフとして来させていただき、まさに「夢の時間」を楽しませてもらいました。走行展示は何回か車両トラブルに見舞われたものの、小さな子どもさんから大人まで楽しんでいただけたと思っています。今回のイベントに足を運んでくださった皆々様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
STMC滋賀鉄道模型愛好会

10月29日(土)から11月6日(日)まで、浜大津にあります「スカイプラザ浜大津」の6階にて、滋賀鉄道模型愛好会(STMC)のイベントを開催いたします。期間中、HOゲージの鉄道模型走行会も開催いたします。今回のテーマは、「回顧~江若鉄道」となります。本格的な江若鉄道の模型モジュールレイアウトが登場いたします。ご期待下さい!なお、鉄道模型走行会を見学するには200円の費用がかかりますのでお知りおき下さい。

最大規模のレイアウトで開催しました。
琵琶湖大津館での運転会。
会員製作の立体交差レイアウトも繋ぎました。

2016年3月11日から14日。びわこ大津館にてSTMC滋賀鉄道模型愛好会の公開運転会を開催いたします。時間は10時から17時です。よろしかったらお越しください。

江若鉄道の深緑色のDL牽引客車列車を再現。

3月12日(土)に私も担当として会場入りしました。たいへん歴史のあるホテルでの運転会となり、レイアウトも大きなものとなりました。昔に使っていた仲間製作の高架線路も使用し、立体的な走行が楽しめました。また以前に江若鉄道展でご一緒させていただいたNさんの江若の車両たちも見応えがあります。

STMC滋賀鉄道模型愛好会運転会では最大規模のレイアウトでした。

13日(日)にも開催しますので、よろしかったらお立ち寄りください。

本日、午後4時をもちまして公開運転会を終了しました。開催中はたくさんの方にご来場いただきまして、ありがとうございました。次回の開催時もよろしくお願い致します。
STMC滋賀鉄道模型愛好会

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

STMC滋賀鉄道模型愛好会の運転会史②

今回は過去の「STMC滋賀鉄道模型愛好会」が公開運転会を行ってきた記録を、当時の自分のブログ記事を再掲して振り返っていきます。この愛好会との出会いが無ければ、自分の鉄道模型趣味の充実は無かったと思っています。運転会が滋賀県内の図書館や公共施設等だったので、好きな北陸線関係の車両以外にも、東海道線や湖西線にちなんだ車両を増やしていったものです。東海道新幹線についても初代0系から100系、300系、500系、700系、N700系そしてドクターイエローまで集めてしまいました。とりわけ当時に100系編成を何とかヤフオクで集めて10両編成にできたことは大変嬉しかったです。甲西町の甲西図書館運転会でデビューさせました。700系はスカイプラザでの運転会で披露したのを覚えています。やはりお客さん目線で、喜んでもらえそうな車両をついついコレクションしていったと言えます。ではさっそくこれまでの主な運転会の様子を、当時の紹介ブログ記事と一緒に紹介します。

(2008.11.1スカイプラザ運転会)

■STMC(滋賀鉄道模型愛好会)秋の運転会

■「京阪大津線感謝祭」のイベントのひとつ

■2008年11月1日(土)10:00~19:00

■スカイプラザ浜大津 6階 メディア室にて

■テーマ「JR車両」「国鉄型」「京阪電車」

■走行予定車両
 223系8連、221系8連、683系8連、419系3連、125系2連、キハ183系9連
 ブルートレイン、コンテナ貨物、蒸気機関車牽引列車、0系・100系新幹線 京阪電車 等

■協力 京阪電鉄大津鉄道事業部・大津市歴史博物館

(2008.11.1スカイプラザ運転会)

11月1日(土)にスカイプラザ浜大津6階にて開催しました公開運転会も無事に終わりました。当日は、京阪大津線感謝祭ということもあり沢山の来場者がありました。わざわざ足を運んで頂いた皆様に、この場をお借りして感謝いたします。ありがとうございました。

(2008.11.2スカイプラザ運転会)

(2008.11.2スカイプラザ運転会)

(2008.11.2スカイプラザ運転会)

(2008.11.2スカイプラザ運転会)

浜大津のスカイプラザ6階の研修室にて公開運転会を開催しました。前々日に午後机を運び入れてベースをつくりました。パネルを敷いたり、なかなかの大がかりな作業となりました。そして持ちこんだ自分の組立式線路のセッティングです。現物合わせの作業で、ベースの段差に悩まされヤードへの進入に勾配がつきました。面を合わせるのに、沢山作っておいたカトー用の台が重宝しました。前日は仕事帰りに会場に行き、車両出しと電気と線路の調整をしました。途中スタッフが手薄になることもありましたが、1日快く助けてもらったannちゃんに大感謝です。車両まで持ってきてくれてありがとうございました!1回100系が接触脱線事故にあった以外は無事に終えられて良かったです。

(2009.11.21草津観光物産館)

草津観光物産館2階での公開運転会が昨日から始まりました。大変落ち着いた会場で、運転させてもらうことができ喜んでいます。草津に関係ある車両を走行させており、来場者にもそれなりに喜んでもらえているようでした。また113系に組み込んだ「カメラ・カー」が子どもさんたちに大人気で、時々映りこむ自分の姿に歓声をあげておられました。今日も運転会を16時まで行って、撤収となります。※当時、113系で電車の先頭車に小型カメラを入れて、前面走行映像を電波で飛ばしテレビ画面で見ていただいていました。なかなかリアルに映し出されて好評でした。

2009年11月21日~22日に、草津市物産館2階で行った公開運転会が本日無事に終わり、撤収の後帰宅しました。今日は昨日より来館者も多かったようです。新しく製作して持参した「片渡りモジュール」と「待避線モジュール」も問題なく使うことができました。また、カメラ・カーが子どもさんたちに好評でした。新旧の新快速電車、新幹線、蒸気機関車列車などを走行展示しました。また会場を暗くしての「ナイト・ラン」も来場者に人気でした!本当にあっという間に終わってしまったような今回の運転会でした。

(2010.2.21-22草津近鉄百貨店運転会)

2月18日(木)から23日(火)まで草津近鉄百貨店5階特設会場にてHOゲージ公開運転会を開催いたします。草津線・東海道線開通120周年記念イベントになります。会場は10時から19時までで、最終日は17時に終了します。

2010年2月21日、日曜日とあって沢山の来場者があった公開運転会。草津線ゆかりの車両も登場させました。上の写真は東京の天賞堂で1998年に購入したD51戦時型角ドームになります。草津線D51をイメージして集煙装置をつけています。米原でも見かけられたスタイルですね。下の写真は年末に新しく入区した153系電車で、急行「比叡」を再現してあります。 大変スムーズに走行してくれました。まだインレタ等は未作業のままでありますが・・・(汗)。23日17時で終了となります。

2月21日(日)草津近鉄百貨店での鉄道模型走行会、日曜日とあって沢山の来場者がありました。また、土日は体験運転コーナーも設置されて、子どもたちで賑わいを見せていました。
今回の運転会にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
おかげさまで運転会も大成功に終わりました!
また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。  STMC滋賀鉄道模型愛好会一同

運転会終了後に・・・今回の運転会に快くご賛同とご協力をいただきました皆様に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。大変お世話になりましてありがとうございました。     STMC滋賀鉄道模型愛好会一同

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

STMC滋賀鉄道模型愛好会の運転会史①

このブログの「鉄道模型」のカテゴリーでも紹介していますが、自分は2000年(平成12年)の秋からSTMC滋賀鉄道模型愛好会に入会させて頂きました。1999年(平成11年)の11月に「第2回まいはら鉄道フェスティバル」なるものが米原駅東口近くの広場で開催されていました。米原公民館会場では、懐かしい16番の鉄道模型を大きなレイアウトで走らせておられました。ちょうどその頃、自分もHOゲージ、16番ゲージの鉄道模型を再開しており、いろいろと車両を集めだしていた頃でした。会場で思い切ってその会の主宰にお声をかけさせて頂いたのが出会いでした。自分は確か40歳前の若かりし頃でした。主宰には快く入会を許可していただき、他の3名の会員さんにも紹介していただきました。何とそのうちの一人は、最初の職場の同僚だったので大変驚いたのを覚えています。翌年の2000年(平成12年)秋の「第3回まいはら鉄道フェスティバル」から自分も運転会のセッティングから運転までをご一緒させて頂き、参加させて頂くことになりました。運転会の会場は青岸寺近くにある米原保育園でした。この出会いがその後の鉄道模型ライフに大変大きな影響を与え、鉄道模型趣味に没頭してしまう契機となったわけです。今回はこれまでの主な運転会の様子を、当時の紹介プログ記事と一緒に見て頂くことにします。今後、何回かに分けて紹介していきたいと思います。

「第4回まいはら鉄道フェスティバル」の新聞折り込みチラシ。

(2005年11月)

毎年秋に、私の所属する滋賀鉄道模型愛好会(STMC)の鉄道模型公開運転会が、滋賀県湖南市の甲西図書館で開催されています。去年も11月12日、13日と開催されました。私が参加するようになって去年が5回目を数えました。去年の運転会に向けて、夏頃から組み立て式の線路を製作し、この日に披露しました。DIYショップで木材をカットしてもらったり、ペンキを塗ったり篠原の線路を敷いたりと地道な工作がやっと実を結びました。運転会の前日に、線路と模型(車両)を車一杯に積み込んで図書館へ向かい、視聴覚室に夜遅くまでかかってセッティングしました。想像していた広さと違って線路が余ってしまったりしましたが、メンバーで知恵を出し合って複線が4本、8列車同時運転可能のこれまでの最大規模の運転会ができました。二日間、小さい子どもさんから大人まで大勢の人に鉄道模型を楽しんでもらうことができました。

(2005年11月甲西図書館)

上の写真は、2004年の11月に滋賀県の甲西町(現在の湖南市)図書館で開催された運転会でのものです。憧れのC622とC623のゴールデンコンビが牽引する急行ニセコ号。どちらも、天賞堂製のプラスチック製です。ブラスモデル(金属製)ですと今では30万円もする蒸気機関車の模型ですが、リーズナブルな価格でプラスチック製がリリースされるようになりました。 このC62以降、C55やC57が発売され、キハ20に続いてEF15、16もそろそろ発売されます。どれも、中国製でバックマンというメーカーが作っています。予約をしないと入手が難しいことでも有名です。

(2006年草津夢街道博物館)

これは、数年前に滋賀県草津市の「草津夢街道博物館」で開催された公開運転会でのスナップです。私の友人は、東日本の新形電車が好きでたくさんコレクションされています。ヤードに並ぶ、カラフルな新形電車たち。実にワクワクするような眺めでした。右端のEF5861だけが、私の車両です。鉄道模型をコレクションすることについて、やはりそれぞれに「テーマ」みたいなものがありますね。

(2006年4月浜大津。明日都)

4月29日から5月7日までの間、滋賀県の大津市にある浜大津。明日都の2階、国際交流センターで「世界の鉄道展」が開かれています。今回、私も参加させてもらっています。テーマが世界の鉄道というので、初めてバックマン・チャイナの東風DLと新形2連高速DL、そして客車6両を走らせました。なかなか、綺麗で気に入っています。特に、新形2連高速DLがすごく格好いいです。写真は、東風の牽く「中国高速列車」です。

(2006年7月大津歴史博物館)

7月28日から9月3日まで、大津市歴史博物館で「ありし日の江若鉄道」という展示がされています。なかなか見応えのある、素晴らしい展示でした。 この展示に関連して、鉄道模型走行会が8月26日と27日にあり、私も参加させてもらいました。 駅などに大きなポスターも貼られ、27日は、1000人もの入館者があったそうです。今回、江若鉄道ということで、主に湖西線を走る車両たちを持参して思いっきり走らせました。大勢の人が見にこられる公開運転会は、大変緊張しました。なんとか無事に終了してホッとしているところです。写真は開場前のレイアウトの様子です。

(2007年1月ガチャコン祭り)

写真は、何年か前に近江鉄道、愛知川駅構内で行われた「ガチャコン祭り」に展示したレイアウトです。なんと、近江鉄道の電車の車内に組み立て式のレイアウトを設置して短編成の列車を走らせていました。このレイアウトは、STMCの主宰がカツミ・エンドウの組み立て式金属レールで製作されたものです。本物の電車の中で運転会を行っていたことが大変印象に残っています。

今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

懐かしの花月園運転会

今から20年以上前の話になります。ちょうどインターネットが普及して、いろんな情報もメーリングリストで情報発信が盛んになっていた頃でした。鉄道趣味もインターネットを通して趣味が同じ人たちがオフ会と題してミーティングイベントを開催していた頃になります。そして、1998年春にとある発起人さんのお声掛けがあり、静岡県伊豆の修善寺にある鉄道模型の宿「花月園」に行きました。初代の幹事さんは兵庫県三田市におられたKさんでした。自分もその頃は若くて仕事もバリバリしていた現役の頃でした。

初回の運転会には、やはり地元の交流電気機関車EF70と客車列車編成を大きなバッグに詰め込んで持って行ったのを覚えています。午後3時頃に現地に到着して、それぞれ持参した車両をシーナリィ付きの素晴らしい大きなレイアウトで走らせました。毎回20人くらいが集って趣味の話題で1泊2日の趣味時間を堪能していました。その当時は運転会場で美味しい夕食が食べられました。女中さんも線路を跨いで料理を運んでくれていました。レイアウトの中で食べる宿の夕食は正に最高でした。その時間帯に1人1人の自己紹介があったのを覚えています。

当時、貨物列車を走らせることもブームになっていて、皆F〇〇とハンドルネームを持っており、自分は「F70」という称号を頂きました。70とはEF70からとったものです。夕食の後も夜10時頃まで運転を楽しみ、部屋の灯りを消しての夜行運転を楽しむ「ナイトラン」というイベントもありました。模型部品即売会等もあり各人が提供した部品を格安で入手できたものでした。修善寺の名湯よりも鉄道模型の運転が楽しみなお宿でした。翌日は日の出から運転することができ、5時くらいから運転しておられる方もいました。1998年当時は、朝食も運転会場でいただくことができました。「鯵のフライ」がとても美味しかったのを覚えています。そしてお昼前にはそれぞれ解散となっていました。参加者の中には後泊と題してもう1泊される方もおられました。夕食と朝食の提供は、残念ながらその後お宿の都合で無くなってしまいました。

自分は2日目にはよく東京に出て行き、鉄道模型友人と会って一緒に模型店を巡ったりしてから夜に新幹線で帰ることが多くなりました。この花月園運転会は毎年春と秋に開催されていましたが、私は毎年仕事の都合で秋は忙しかったので、春だけ参加していました。アナウンスがあれば毎年参加して楽しませてもらっていました。しかしながらコロナ禍を契機に開催が無くなってしまい、宿の運営形態も変わり、残念ながら現在では「花月園」は昼間だけのレンタルレイアウトとして営業されています。年に1度の花月園運転会は自分にとっては1年分の元気を頂いた至福の運転会でした。

上の画像は花月園にあるNゲージのレイアウトになります。たいへん大きなレイアウトでシーナリィも見事でした。運転会に参加された方の中では、Nゲージもなさっている方もおられて、このレイアウトで運転されていました。

上の画像はこの運転会に向けて、カツミ製の581系を改造して419系に仕立てた車両になります。当ブログの「食パン電車」の記事でも紹介していますが、この会には581系583系に大変詳しいモデラーさんのSさんがおられ、ご自身でも419系電車の本を出しておられました。その方の影響もあって改造してみた訳です。この運転会ではその方が紙で作られた583系電車や国鉄時代の赤い419系電車も紙で作られた模型を持ってこられていました。

上の画像はSさんの作られた赤い419系を自分の419系の先頭に繋いでみたものになります。自分の419系とは違って実物に忠実に製作され、細部までしっかりと作り込まれていました。

上の画像はそのSさんがペーパーで製作された583系電車のフル編成になります。とても紙製とは思えない真鍮完成品レベルの模型でした。Sさんはよく鉄道模型雑誌にも製作記事を掲載されておられるベテランモデラーさんです。

上の画像は花月園のレイアウトの機関区に佇む、自分の419系電車になります。レイアウトにはこの機関区をはじめ、三島駅をモチーフとした駅、トンネルに鉄橋、飯田線をイメージした路線に貨物線、そして長編成列車が何編成も留置できる大きなヤードといろいろと楽しめる夢のレイアウトでした。私が去年1年がかりで製作した自宅レイアウトも、この花月園に憧れて製作したといっても過言ではありません。

上の画像は1998年の春の運転会に持って行った天賞堂製のD51形蒸気機関車戦時タイプになります。この年の1月から3月にかけて単身赴任で神奈川県の久里浜に短期研修に行っていました。その時期に東京銀座の天賞堂本店で現金で買った思い出の模型です。大変高価な模型でしたが、思い切って入手してしまいました。自分が小学5年生の頃に亡き父親に連れて行ってもらった草津線のD51がこのタイプだったので思い切ったのだと思います。電気機関車ばかりの機関区にそっと置かせて撮影させてもらいました。

上の画像は機関区にびっしりと並べられた参加者の機関車になります。持ってきた機関車はとりあえずこの機関区に置くことがルーティーンになっていました。実に様々な機関車が並んでおり持ってきたメンバーの機関車に纏わる話を聞くのも楽しかったです。この「花月園運転会」には1998年の春より毎年参加し、最後の参加は2016年6月4日~5日でした。今後も「レンタルレイアウト花月園」として、末永く鉄道模型ファンを楽しませて頂きたいと思っています。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

☆花月園の玄関。2022年6月1より完全予約制レンタルレイアウトになっています。

関西合同運転会2023に参加して

2023年9月30日(土)に大阪府交野市私市にある交野市立いわふね自然の森スポーツ・文化センターで開催された「関西合同運転会」に参加しました。正式名称は「第30回 2023鉄道模型大集合IN OSAKA」になります。この運転会は非公開の運転会で、関西地区の10の模型クラブが一同に会して2日間開催される鉄道模型イベントになります。今回は9月30日~10月1日と2日間開催されました。体育館いっぱいに各鉄道模型クラブのレイアウトが並び、2階の部屋にもいくつかのクラブがレイアウト展示されており、併設しているグリーンビレッジ交野の施設の2階にもクラブのレイアウトが展示されています。どの展示コーナーも素晴らしいレイアウトに、クラブ員の自慢の鉄道模型が走行展示されています。自分は「じゃりちゃん鉄道」さんの招待という形で2012年から参加させて頂いています。そこで大変インパクトを受けたのが、13ミリゲージ同好会の展示でした。それまで13ミリゲージのことはあまり知っておらず、この時に13ミリゲージを手掛けておられる方からいろいろと教えて頂いて、この世界にも興味をもちました。HOゲージは実物の80分の1のスケールで作られていて、線路幅は16.5ミリです。この16.5ミリは標準軌のスケールで、新幹線や京阪電車。阪急電車、などの標準軌の鉄道模型にはスケール的に合っているのですが、国鉄のように軌間1067ミリの狭軌と呼ばれる線路幅には13ミリが合っているといえます。2012年以降、自分でも北陸線関係の車両から、13ミリゲージの鉄道模型も取り組むようになりました。とりわけ今回の関西合運と春の公開運転会をされている「13ミリゲージ同好会」の運転会にむけて車両を整備し、走らせてもらうようになりました。

春の公開運転会には、トミックス製の485系特急形交直流電車の特急「加越」とED70形交流電気機関車、EF70形交流電気機関車牽引の旧型客車を持ち込ませていただき、大きなレイアウトでの運転を楽しませてもらえました。さて、今回は3月10日にJR西日本のEF81が全廃になってしまったので、手持ちのEF81の上周りだけをトワイライト色の同型機を準備しました。

エンドウ製の車両になり、ボディの交換はすんなりと行えましたが、電飾系ヘッドライトのコネクターが合わず、半田付けで点灯できるようになんとか改造をしました。次に牽かせる客車ですが、手持ちに何両かのカツミ製24系寝台客車があったので、それらを長軸改軌して寝台特急「日本海」に仕立てることにしました。長軸改軌とは台車はそのままで使い、車軸だけを13ミリゲージの物に替えるという改軌方法になります。7両まで順調に改軌をしましたが、日本海の編成は通常9両なのであと2両が足りません。それで手持ちのトミックス製の14系寝台客車の2両を急遽改軌して編成に加えて9両としました。

カツミ製の24系は国鉄時代の姿。日本海はJRの姿にしたいので、電源車カニ24とオハネフ24にはJRマークが必要になってきます。手持ちのJRマークはオハネフ24用は何とかあったのですが大きなカニ24用がありません。仕方なくマークの画像を印刷して何回か縮小コピーして80分の1サイズにし、シール紙に印刷して車両に貼りました。これでなんとか寝台特急「日本海」の客車が準備できました。列車前後のトレインマークには、手持ちの字だけのものを再利用しました。残念ながら絵入りのトレインマークにはなりませんでした。

そして念願の13ミリゲージ同好会のレイアウトで走らせて頂くことができました。大変大きなカーブをゆったりと走る寝台特急「日本海」を眺めると、なんとも言えない満足した感じが湧いてきました。しばらく何周が走行させていただき、ビデオにも納めさせて頂くことができました。私の他にもメンバーの方の13ミリゲージを見せて頂きました。なかでも、初めて見させてもらったエンドウ製の「ななつぼし」には圧巻されました。完成品を13ミリゲージに改軌されたようですが、素晴らしい豪華クルージングトレインは良い目の保養になりました。

他の展示コーナーには今回あまり伺うことが出来なかったのですが、「関西鉄道模型クラブ」で展示走行されていた、ペーパー手作りの583系改造寝台電車が印象に残りました。419系を改造されたようで、ブルーの車体色に新北陸色のようなホワイトラインが綺麗でした。また前面には「三日月」のエンブレムがかっこよく付いていました。「月光仮面」のスタイルを連想せずにはいられませんでした。また窓枠も大きくされていて見晴らしもよさそうでした。こんな見事なフリーランス車両を作るのも楽しいと思います。

あっという間に半日過ぎてしまい、全員の記念写真を撮ってもらいました。この全体写真は恒例となっており鉄道模型月刊誌「とれいん」と「鉄道模型趣味」に合運レポートと一緒に掲載されることになります。5時過ぎに会場を後にして京阪電車の私市駅が枚方に移動して、バスに乗り替えて阪急高槻駅に到着。「じゃりちゃん鉄道」の仲間で夕食会をして解散となりました。この日にお会いした皆様、お世話になりましてありがとうございました。