現在自宅に展開している16番ゲージのレイアウトは、住むには使わなくなった離れの8畳間をぶち抜き、縁側も使いながら約20畳位の空間になります。このブログでも紹介していますが、床から80㎝にレイアウトのベース台を製作し、その上に以前の公開運転会で使用していた組み立て式の線路を常設としました。昨年初めから1年かけてレイアウトの縁側、東側にシーナリィ付きジオラマ線区を製作しました。この線区を製作してからは、県内や広島、横浜、大阪、東京、埼玉等に住む鉄道模型友人たちが模型を持って遊びに来てくれるようになりました。いつも模型を持って公開運転会やイベントに出掛けていたのですが、ここ数年は運転会に出掛けることはなくなり、もっぱら自宅にいるだけで友人たちが模型を携えてやって来てくれるようになりました。
この間は埼玉在住の高校時代の同級生がやって来てくれました。私が実家の方にお迎えに行かせてもらい自宅に招きました。地元の友人で当ブログの「良き国鉄時代」にも写真を使わせ頂いた方になります。普段は北陸線関係の車両をレイアウトで運転しているので、その友人も懐かしんで当時の鉄道談義に華が咲きました。その日は友人が「新鶴見の65PF貨物が12時に近江長岡を通過するよ」という情報をくれたので一緒に近江長岡へ撮影にも行きました。ちょうどお昼に赤ナンバーの65PFが東海道を下って来てくれました。良い天気で伊吹山をバックに撮影することができました。撮影を終えたら、よく行っている湖岸のレストランで昼食を取って、また鉄道談義をして過ごし実家に送らせてもらいました。至福のひとときを過ごせました。
このように鉄道模型友人達を呼びこんでくれるようになった「自宅レイアウト」の現状を今回の記事でお伝えさせて頂こうかと思います。これまでと似たような画像も沢山あると思いますがどうぞご了承下さい。
上の画像は、2023年のほぼ1年をかけて製作した縁側の線区になります。私の鉄道模型友人が提供してくれた赤いガーダー橋がこの線区の製作モチベーションを一気に引き上げてくれました。
川の表現も上手くでき、釣り人は鉄道模型友人から頂いたものになります。物語が生まれる情景を表現することができました。
北陸線の倶利伽羅峠をイメージした線区とし、内側線と外側線には10mmの段差をつけました。勾配を作っていくのには沢山のスペーサーを線路の下に入れなから調整に苦労しましたが、結果的にこの段差は良いアクセントになったと自負しています。この勾配をつける案も鉄道模型友人からの提案でした。
内側線に自作したロックシェード。これは是非取り入れたかったアイテムで、Nゲージのストラクチャーを参考に工作用木材で製作しました。ロックシェードの両側には木材で斜面の土砂崩れ防止の擁壁を表現しました。
この線区を製作していく上で、一番の難作業だったのが、山肌の樹木類の表現でした。線路際の杉の木はイメージもあってサクサクと作ったのですが、広大な山の斜面に植林していく作業は大変でした。途中でやる気がなくなってしまい、しばらく製作を放置していた時期もありました。こつこつと木を作っていくことが肝心です。
トンネルはイメージで「北陸隧道」にしています。直前には神社があり、踏切もキットから作りました。神社と鳥居は、これもガーダー橋を作ってくれた鉄道模型友人が製作してくれました。左の御神木も後ほど製作して持って来てくれました。またまたレイアウトに物語が生まれたようで大変嬉しかったです。この線区の架線柱はマグネットで立ててあり、取り外しができます。蠅叩きと交換して非電化区間も楽しめるようにしています。
レイアウトのトンネルは何回か作り直し、点検用の扉も取り付けました。やはり線路メンテナンスには必要になる仕掛けといえます。ベースは何と定年まで働いていた学校で廃棄された鉄琴の台を2つ合わせて使っています。
最近になってストラクチャーを整理し、新たにHOナローの線路を敷設した部分になります。尾小屋鉄道をイメージした車両は自動往復運転装置で走ります。
レイアウトの大きなシンボルともいえる扇形庫のある機関区は100均の車庫を使って製作しました。ターンテーブルは大昔に中古で買ったリバロシ社製のものを改造しています。SLの入れ替え運転が楽しめます。
HOナローの駅は中央駅の端にあって、線区は終点の「歴史民俗博物館前」までを結んでいます。博物館と称したストラクチャーは、今は亡き鉄道模型友人から譲り受けた合掌造りの建物です。
HOナローのコントローラと自動往復運転装置。
中央駅を南側から撮影。このホームは家内の職場の方が新幹線の米原駅をモチーフに製作して下さいました。ホームの有効長は10両です。ホームLED照明は鉄道模型友人からお裾分けしてもらい取り付けました。
レイアウトのヤードになります。3番ホームも含めると6線あり10両程度を留置できます。1番左の線は扇形庫のある機関区に繋がっています。
ヤードの車両をコントロールできる宮沢製のパワーパックとカトーのサウンドカード再生システム。そして各ポイントスイッチはカトー製をそのまま使っています。コントロールパネルを作るのが夢です。
サウンドカードの音は昔のステレオに繋いで大音量で楽しんでいます。
レイアウトの北側の外線から引き出した「敦賀第二機関区」をイメージした電気機関車の機関区。これからシーナリィを製作していきたいセクションになります。
レイアウト本線2線をコントロールするエンドウ製のパワーパックEP50とカンタム用の天賞堂パワーパック。必要に応じて線を繋ぎ変えて使っています。
第二機関区から縁側のシーナリィ付き線区へのカーブ部分。これから電気機関区にも地面を製作していく予定です。長文になってしまいましたが、自宅レイアウトの現状紹介は以上になります。
レイアウトルームの壁には実物のサボ等の部品を飾っています。工作机はご覧の通り全く整理できておらず、猫の額のようなスペースで毎回工作しています。今回は現在の自宅レイアウトの全貌を紹介させて頂きました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。