2023年6月12日(月)、旧北陸線停車場印が湖北の各駅で発売になり、私はまず長浜鉄道スクエアで停車場印帖を買い求めました。この秋に開催される高校の同窓会の幹事をされており、同窓会開催の案内を頂いた同級生が自分の鉄道ブログを見て下さり、今回の停車場印の発売を知らせて頂くことができました。同級生は現在、富士フイルムBI福井(株)長浜営業所に勤めておられ、この度公益社団法人長浜観光協会の依頼を受けられて、旧北陸線の停車場印を製作されました。明治15年の開業当時の旧北陸線の路線には、長濱、大寺、河毛、高月、木ノ本、中ノ郷、柳ケ瀬の各停車場がありました。長濱から大津には鉄道連絡船があった時代です。柳ケ瀬が終点で、まだ柳ケ瀬トンネルが出来る前の時代になります。山を隔てて、洞道口、敦賀、金ヶ崎の路線がありました。蒸気機関車が走っていた頃を偲びながら、開業当時の旧北陸線各駅の停車場印を集めて、開業時へ思いを馳せて各駅周辺をゆったりと散策してみよう!というのが今回の企画のコンセプトになっています。富士フイルムBI福井(株)長浜営業所さんが伝統文書や古文書複製技術で製作された各駅の停車場印6種は、ノスタルジックな仕上がりでどれも大変美しく、旧北陸線の駅や列車を偲ぶことができる大変素晴らしい出来栄えの停車場印になっています。1枚300円で長浜鉄道スクエア、河毛駅、高月駅、木ノ本駅、余呉駅で販売されています。
これらの停車場印6枚を停車場印と同時に発売された専用の停車場印帖に納めていくことで、大変素晴らしい冊子となります。これは長浜鉄道スクエアでしか買うことができません。1650円で求めることができます。自分も発売日の午前中に鉄道スクエアに行って買い求めました。挿絵は滋賀県「歴史公文書」から当時の汽車の絵が使われています。大変美しい印帖になっていました。冊子の始めには明治30年頃の長浜駅の写真があり、最後のページには明治15年開業当時の路線図があります。2つとも大変貴重なものと言えます。
各停車場印の左側には日付を入れられるようになっています。私は今日買ったので、筆ペンで令和5年6月12日と書きました。よく西国33か所巡り等でお寺が書いて下さる「御朱印」のようで、大変趣があるものになっていると思います。
今日は各停車場印が発売される湖北のJR北陸線の駅を車で駆け足で巡りました。それは停車場印をいち早く手元に置きたかったからですが、やはり何日間かかけて回った方が良いといえます。駅にある案内掲示板を見ながらのんびりと周辺を散策したり、駅に併設されているコミュニティーセンターやふれあいステーションでその土地の特産品に舌鼓を打つのも良いかもしれないですね。ずいぶん久しぶりに湖北地方の駅を巡りましたが、どの駅にもくつろげる場所や施設が整っていると感じました。
このブログを見て下さってる皆さんも、是非停車場印を集めながら、のんびりとした滋賀県湖北地方を散策してみて下さい。きっと「忘れかけていたこと」に気づくことができるかもしれません。