2024年8月28日(水)に家内と家内の友人の3人で伊良湖の国民休暇村に行ってきました。台風10号が接近している中でしたが、雨に降られた程度で、暴風に見舞われることなく旅することができました。2日目は自分だけ田原市駅まで送ってもらい、そこから豊橋まで豊橋鉄道・渥美線に乗ってみることにしました。大雨の影響で、全区間に渡って徐行運転がなされていました。市内線にも乗り放題の「豊橋鉄道1日フリー切符」も1500円で発売されていましたが、今回は豊橋までの往復に乗車することとしました。
おりしも田原市博物館で「開業100年 渥美線展」の展示がされており、こちらの様子を家内が撮ってくれていました。この様子も後ほど紹介させて頂きます。豊橋鉄道渥美線の電車は、元東京急行電鉄(現在は東急電鉄)の7200系が1800系と改称されて3両編成で運用されています。花のデザインを施したカラーバリエーションがあって、なかなか可愛らしい電車と言えます。まずは赤い「薔薇」電車1801号で、雨の中を新豊橋まで乗車しました。カラフルトレインと言うらしく、1800系の各編成を、渥美半島を代表する花をテーマとしたイメージ色にカラーリングして花のヘッドマークを掲げて運転されています。この日は台風の影響で、全区間で徐行運転がなされていてのんびりとした電車旅となりました。
各駅停車の18kmの電車旅。渥美線は単線なので途中で電車の待ち合わせもありました。やがて終点豊橋に到着しました。新豊橋では立ち食い蕎麦でお昼を取ろうと思いましたが、雨も心配だったのですぐに折り返しの三河田原行きに乗ることにしました。
復路は1805号の「菖蒲」電車で、またのんびりと三河田原まで乗車しました。私は運転席に近い席に座りました。そんなに大雨ではなかったのですが、ワイパーの動きが大変速かったのが印象に残っています。途中で上り下りの電車の交換をしながらまた三河田原まで帰ってきました。今回も家族旅行の合間の「鉄分補給」ができました。豊橋鉄道渥美線に乗ることができて楽しかったです。ではここからは田原市博物館で開催されていた「開業100年 渥美線展」の紹介をしたいと思います。画像は全て家内が送ってくれたものになります。
渥美線で以前に活躍していた古い電車の行先表示幕。
昔に見かけられた渥美線の回送風景を記録されたもの。電車がDLやELに牽かれて回送される珍しい光景らしいです。
渥美線に貨物列車の扱いがあったころの資料のようです。凸型の電気機関車も活躍していたようです。
こちらも昔の渥美線で活躍していた電車とそのNゲージ模型が展示されています。
かつて使われていたタブレットや制帽、信号も展示されていました。
こちらはどこの駅かは解らないですが、駅構内をNゲージで再現されています。
伊良湖から伊勢湾を跨ぐ街へ結ぶ連絡汽船の乗り換え看板のようです。
豊橋自動車、おそらく路線バスの案内図のようです。
2008年に完成した新豊橋駅の移転開業をお祝いするトレインマークも飾られていました。
渥美線関係の過去に販売された鉄道グッズの展示。
かつての渥美線駅に掲げられていた案内看板のようです。
昔は渥美線を使って、新聞も各駅に向けて運搬されていたようです。
こちらも昔の渥美線の車両のようす。当初は600Vで電車が運転されていたようです。
1800系の運転に関わる各種部品の展示になります。一番左の座席の隣にはマスコンこと、主幹制御器が展示されています。右の方は各種メーター類のようです。
こちらは渥美線のダイヤグラムになります。
各種信号灯の実物になります。
こちらは珍しい荷物電車の設計図でしょうか。
懐かしの凸形電気機関車たち。渥美線に貨物扱いがあった頃になります。600Vの時代のようです。
渥美線が600Vで運転されていた頃の電車と行先表示も展示されていました。ちなみに1997年に1500Vに昇圧されたようです。盛大なイベントも開催されていたようです。
なつかしい凸型電気機関車の展示会の様子になります。
渥美線の廃線、未完区間の路線を説明したパネル。
かつて渥美線に貨物扱いがあったことを説明しているパネルになります。どこの貨物扱い廃止路線にも言えることですが、貨物の輸送は鉄道からトラック輸送に切り替えられてしまいました。脱地球温暖化が叫ばれている昨今、また鉄道による貨物輸送が見直されています。今回はたいへん浅い内容でまとまりが無い記事になってしまいましたが、今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。