良き国鉄時代No.53~大阪駅ブルトレ撮影行1975年~

EF5837の牽く寝台特急「彗星」

今回の「良き国鉄時代」は、1975年に大阪駅で撮影したブルートレインの写真の紹介になります。自分は中学3年生の時だったので、どの鉄道写真もつたないものばかりではありますが、良き国鉄時代を振り返って頂けたなら幸いです。そして車両の形式等についての記述に誤りがあるかもしれません。このブログでは懐かしい写真を楽しんで頂くことが主なので、どうぞご容赦頂きたいと勝手ながら思っております。1975年当時の大阪で見ることができた寝台特急(ブルートレイン)は、まだEF58形直流電気機関車がヘッドマークを付けて運転されていた誠に良き時代でした。ホームから次々に到着してくる列車の撮影は、胸が躍って大変充実していたのを覚えています。当時大阪まで行って撮影することは滅多にないことで、大阪駅ではホームを駆けまわって撮影していたように記憶しています。

上の画像は大分・都城と新大阪を結んで走っていた寝台特急「彗星」になります。下関からは広島鉄道管理局、下関運転所のEF5837が牽引していました。このゴハチは庇と小窓が大変格好良かったです。24系の寝台客車で運転されていたようで、「彗星」という文字だけのトレインマークも大変好ましいものでした。

上の画像も寝台特急「彗星」になります。ゴハチは78号機で、名古屋鉄道管理局、米原機関区の所属でした。米原機関区特有のワイパーカバーが取り付けてあり、格好の良いゴハチでした。右側ホームには車体裾部にクリーム色の帯がある475系交直両用急行形電車による急行「立山」が停車していました。

上の画像は寝台特急「彗星」の電源車カニ24になります。このカニ24にはトレインマークの横の飾りが2重になっていて個人的に好きな電源車でした。集中電源方式の24系客車で運転されていました。

上の画像はこの日に撮影した寝台特急の最後部に繋がった寝台車の緩急車でオハネフ24ではないかと思います。回送の車両だったのでしょうか?標識灯が付けられた大変珍しい後ろ姿を撮影することができてラッキーだったと思います。

上の画像は581系交直両用特急形寝台電車による寝台特急「明星」になります。熊本と新大阪・京都を結んで走っていました。終点を目指して「もう一走り」といったところでしょうか。電車の寝台特急も全盛期の時代といえます。

上の画像はEF65形直流電気機関車1022号機の牽引する寝台特急「あかつき」になります。西鹿児島・佐世保、熊本・長崎と新大阪を結んで走っていました。この機関車は広島鉄道管理局、下関運転所に所属していました。1000番台の前期形で、初期に製造された大形のパンタグラフを付けているタイプになります。「あかつき」の青いヘッドマークが大変良く似合っていました。

右側のホームには489系交直両用特急形電車による特急「雷鳥」の姿が見えています。写真でもお解り頂けるように、この頃の線路はかなり汚れていた印象があります。線路と線路の間には黒いホースがありました。このホースは洗浄用か車両への給水用かと思われます。当時の大きな駅に見られた施設でした。

上の画像は寝台特急「あかつき」の後追い写真、列車の後ろ姿になります。途中の駅で分割併合を行う寝台特急には「分散電源方式」の14系寝台客車が使われていました。東京発の寝台特急では寝台特急「さくら」と寝台特急「みずほ」も14系寝台客車で運転されていました。

上の画像も同じく寝台特急「あかつき」の後ろ姿になります。14系寝台客車の電源を担っていたスハネフ14になります。

上の画像は寝台特急「あかつき」の先頭に立つ、EF65形直流電気機関車500番台、502号機になります。この機関車も広島鉄道管理局、下関運転所の所属でした。まるで東京発着の寝台特急の様相を呈していました。

上の画像も同じEF65502になりますが、ホームの下の方から撮影していたようです。今なら絶対に出来ない様な撮影が1975年には出来たようです。実におおらかな時代であったと思います。

上の画像はEF58形直流電気機関車12号機が牽引する寝台特急「あかつき」になります。原形大窓の美しいゴハチが「あかつき」のヘッドマークを誇らしげに付けていました。このゴハチは東京北鉄道管理局、宇都宮運転所か東京南鉄道管理局、東京機関区の所属だったかと思われます。ピントが合っていない写真で申し訳ありません。左側には銀色の帯を巻いた茶色のゴハチが停車しています。おそらくお召し予備機の60号機が牽引していた東海道本線上りの荷物列車かと思います。

上の画像は寝台特急の電源車でマヤ24かと思われます。集中電源方式の寝台列車に繋がれていて、24系の編成に組み込まれていました。白帯が巻かれていて少し車体が短いのが特徴です。

上の画像が最後になりました。大阪駅に到着した青森からの寝台特急「日本海」になります。牽引したのはEF58だったと思われます。20系寝台客車の時代で、この日の緩急車は切妻タイプでした。窓の数が多いことからナハフ21を改造したナハネフ21かと思われます。今回は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

EF58牽引が牽引する寝台特急「彗星」が自宅レイアウトを快走!