「近江鉄道ガチャコンまつり2024」に行ってきました

2024年5月19日(日曜日)に「2024ガチャコンまつりin東近江市」に行ってきました。近江鉄道さんが毎年この時期に開催されているイベントで、20年以上前には高宮駅で開催されていました。その当時にまだ幼かった息子を連れて行ったことがあります。ここ数年は会場を八日市の本町商店街にされて開催されています。以前には私の所属するSTMC滋賀鉄道模型愛好会でもガチャコンまつりに参加協力させて頂いたこともありました。その時は本町商店街の中の街角交流館の中で、HOゲージの鉄道模型運転会をさせていただきました。体験運転用にと近江鉄道モハ800形822号を作って参加して当時の地方新聞にも記事掲載して頂きました。

STMC滋賀鉄道模型愛好会が「ガチャコンまつり2021」に出展した時の新聞記事

JR琵琶湖線の近江八幡駅から、久しぶりに近江鉄道の電車に八日市まで乗りました。軽快に走る2両編成の電車は、車体を揺らしながら走りますが何とものどかな走行を終点の八日市まで楽しむ事ができました。

駅票は、以前は文字だけの物から、大変モダンな駅票に生まれ変わっていました。近江鉄道全駅がこのトーンになっています。

八日市の駅舎2階から眺めた近江鉄道、八日市駅になります。電車も昔は「黄色」一色でしたが、現在は近江ブルーを強調したデザインが施されています。琵琶湖をイメージしたカラーリングになり、これはこれで大変良い塗色だと思います。

八日市駅に着いてから、少し時間があったので隣接している「近江鉄道ミュージアム」の中を見学しました。電車の前面の大きな模型が展示されていました。

近江鉄道の貴重な資料となっている制服や鉄道施設関連の実物が展示されていました。これらは以前、彦根駅にあった「近江鉄道ミュージアム」に展示されていたものと思われます。この施設は老朽化等の事情により、残念なから2018年12月8日に閉館となりました。

2007年に近江鉄道彦根駅に作られた近江鉄道ミュージアムの全景

昔の駅票をはじめ、近江鉄道の歴史を物語る貴重な部品がまとめて展示されていました。

写真パネルによる近江鉄道の歴代車両の展示コーナーもありました。当時はセメント輸送をはじめ、貨物の扱いもあってED14やED31といった直流電気機関車も活躍していました。自分は黄色いホッパ車を牽引しているED31をかろうじて知っています。その機関車ED31形4号機は現在東近江市の酒造会社で静態保存されています。クラウドファンディングで500万円を上回る支援金が集まり、彦根駅構内から移設されたようです。凸形の電気機関車で、好ましいスタイルです。鉄道模型でもモデル8社のキットを製作して、以前あった近江鉄道ミュージアム内に展示していただいたこともありました。

近江鉄道ミュージアムで展示して頂いたことのあるED31牽引のホッパ列車。

近江鉄道の歴史年表。

モハ700形あかね号の物かと思われる車両の運転席と座席も展示されていて、実際に座ったり運転の模擬体験もできるようになっていました。

近江鉄道ミュージアムの見学を終えて、ガチャコンまつりのメイン会場へと向かいました。アルプラザ八日市店の向かいにある「本町商店街」一帯が祭りの会場になります。

日曜日とあって、たくさんの人が来ておられました。商店街も飲食コーナーやお土産ものの販売、そしてデニムの縫製実演もあって大変賑わいを見せていました。自分はやはりこの5インチゲージの近江鉄道に気が向いてしまいました。「ミニ電車」コーナーとしても、多くの親子連れの子どもさん達が乗られていました。ガチャコンまつりの人気者と言えそうです。

5インチゲージなので大変大きな鉄道模型になります。縮尺は約10分の1となり、電車の長さは2メートルにもなります。現在のあかね号であるモハ900形を作られています。

留置線にはこんな可愛らしい電車が停めてありました。

長さ約50メートルの直線線路を行ったり来たりして運転されています。途中には大変リアルに作られた踏切も登場していました。

近江鉄道のマスコットキャラ「がちゃこん」も登場。このマスコットキャラの由来は、ガチャコンの「コン」がきつねの鳴き声と同じという事できつねをモチーフに作られたということでした。今年のトークイベントはダーリンハニーの吉川正洋さんが来られて、近江鉄道にまつわる楽しいトークを披露して下さいました。この日は3回のステージあり、どの回も満員の観客で大変盛り上がりを見せていました。吉川さんは東京の方で、幼いころからの鉄道好きだったとのこと。鉄道をこよなく愛するタレントとして現在大活躍されています。以前に近江鉄道にもご自身の鉄道番組の取材で来られたことがあるとのことでした。ご自身のオリジナル鉄道グッズも販売されているようです。自分も鉄道旅番組等で知っている方だったので今回のトークショーも大変楽しみにしていました。楽しいトークをお聞きすることができました。

抽選による臨時列車の乗車会もあったのですが、残念ながら落選してしまいこの赤電800系には乗車することができませんでした。ミステリートレインだったので、残念ながらどこの駅へ向かったのかは解りません。ガチャコンまつり2024も大いに楽しませて頂くことができました。来年も楽しみです。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

5インチゲージの近江鉄道モハ900形

四国鉄道文化館に行ってきました~鉄道歴史パークin SAIJO訪問記

2024年5月13日(月)に、JR予讃線の伊予西条駅に隣接している「四国鉄道文化館」に初めて行ってきました。月曜日のお昼前に行きましたが、月曜日ということで来場者はほとんど居られずゆったりと見て回ることができました。駅を挟むようにして北館と南館があり、北館にはお土産を販売している観光交流センターと新幹線生みの親として有名なご当地出身の十河信二記念館がありました。入館したらちょうど南館の鉄道ジオラマの運転時間だったので、南館から見ることにしました。係の方が南館のジオラマのスタッフに私が行くまで運転をスタートしないようにとわざわざ電話して下さいました。

北館に展示されている車両。
北館の全景。

四国鉄道文化館北館の全景です。受付があり、中にはDF50形電気式ディーゼル機関車と0系新幹線が保存されています。長浜の鉄道文化館に似た作りの館でした。

十河信二の胸像

北館には西条市出身の十河信二の胸像がありました。その向かい側に十河信二記念館があり、無料で見学できます。

まず最初に南館にあるジオラマを見ました。解説の音声と一緒に四国を代表する鉄道車両の模型が走ります。スケールは80分の1サイズの鉄道模型になります。コンパクトな大きさで見やすく、美しいジオラマでした。海水浴客や海の表現も素晴らしかったです。8000系アンパンマン列車が走っています。

シーナリィやストラクチャーも綺麗で、たいへんすっきりしています。向こう側には瀬戸大橋ほイメージした吊り橋があり、中を車両が走っていました。

立派な「だんじり」が出る「西条まつり」も人形が動くギミックがあり、大変リアルに表現されていました。ライティングの演出も見事でした。

朝から夕方、そして夜へと時間が動いていき、夜景になるとバックにはCGで花火が上がります。音もあって大変リアルな花火になっていました。そのあとは月が出ていました。なかなか見ごたえのあるジオラマでした。

四国鉄道文化館の鉄道ジオラマ。
音と映像が加わって見事なジオラマ展示運転でした。

ジオラマの前には四国にまつわる鉄道車両の模型(80分の1サイズ)がズラリと展示されていました。

ジオラマのある南館にはフリーゲージトレインが展示されています。その横には駅前広場があり、この広場と駐車場に5インチゲージの線路が敷設されていました。イベントの時には、この線路に5インチゲージの乗用鉄道模型が走るようです。いつか見てみたいと思いました。さぞや楽しい親子で楽しめるイベントになることでしょう。

南館の中に展示されてあるC57形蒸気機関車。44号機になります。SLの各部に名称を示すラベルが貼られており、たいへん解りやすく展示されていたのが印象的でした。

そしてキハ65気動車も展示されていました。車内にも入ることができ、ボックス席に座って暫し気動車の旅行気分に浸りました。余談ですが、自分は大学受験の時に高知大学を受験しました。共通テスト開始された元年で、いろいろと思案した結果受験しましたが落ちました。その時に高松から高知まで乗ったのがこの気動車も確か繋がれていたディーゼル急行「土佐」でした。

そしてキハ65の横には馴染みのあるDE10形ディーゼル機関車の1号機が展示されていました。このトップナンバーのDE10は一貫して四国で活躍していた機関車とのことでした。

そして屋外にはフリーケージトレイン、軌間可変電車(GCT01-201)が展示されていました。この電車は新幹線の線路も在来線の線路も走ることができる電車の試作車両になります。春に敦賀まで延伸開業した北陸新幹線に、もしこのフリーゲージトレインが活躍したなら敦賀からは北陸本線で米原を経て大阪へ、また敦賀から途中から湖西線を走って大阪へつなげられたのではないかと思ってしまいます。現在、敦賀から大阪までのルートは未定の様で工事着手に至っていませんが、車輛の工夫をすることで解決できるという事もあるのだと思いました。

新幹線等の標準軌1435mmと在来線の狭軌1067mmの異なる軌間に車輪の左右間隔を自動的に変換して直通運転ができる電車になります。

前面の形状は、何故か「サンダーバート゛」や「しらさぎ」に使われている683系電車の非貫通形先頭車に似ているように思いました。

見学の後半に北館に戻って見学しました。四国を代表する電気式ディーゼル機関車のDF50が展示されていて、運転席が見学できるようになっていました。1号機で最後は四国の高松機関区で活躍していました。予讃本線、土讃本線で大活躍した機関車です。

運転台も自由に見学することができました。毎回思うのが、ディーゼル機関車の主幹制御器の形状が細いということです。以前に見学したDD51やDD54も細いマスコンハンドルでした。運転台は長浜鉄道スクエアに展示されているED70に似ています。当時の貫通形の機関車に採用された前面デザインは個人的に大変気に入っています。

DF50の横には、新幹線生みの親にちなんだ0系新幹線電車の先頭車21-141が展示されていました。車両の前方だけをカットされたものですが、車内と運転台を見学することができました。そう言えばこの0系新幹線のスタイルをしたキハ32形気動車が予土線に走っているのも、新幹線生みの親に因んで作られたのかと納得しました。初めて訪れた四国鉄道文化館、見所満載で楽しませて頂くことができました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

伊予西条駅で見かけた7000系直流近郊形電車。両運転台付きの単行電車です。

私が撮影した惜別の列車たち

今回はこれまで自分が撮影した「廃止になった列車」をいくつか紹介させていただきます。ダイヤ改正等で姿を消す列車は、その最終運転日が近づいてくると急に撮影するファンが増えていきます。そして列車の最終運転の日には「葬式鉄」と呼ばれる鉄道ファンでホームが溢れんばかりの状況になります。自分はなるべくラストランの前に、撮影するようにしてきました。それでも列車目当ての鉄道ファンは当然居られます。

上の画像は2012年1月4日の冬休みの最終日に、長浜発7時の521系で終点敦賀まで行った時のものです。当時のダイヤでは、途中近江塩津で新快速の京都方面行きにうまく連絡しているので湖西線方面に撮りに行くのにも便利な電車です。行きの道中から撮り鉄の方々も乗車されていました。到着して6番ホームの先端でカメラを構えて入線を待ちました。あいにくの冷たい雨の中「日本海」はやってきました。EF81101が牽引してきて、敦賀でEF81107にスイッチしました。たくさんのファンに見送られ、ローズピンクの81は大阪目指して出発していきました。ラストランまでにまた撮影に出向きたいと思っています。(2012年当時のブログ記事より)

上の画像は、冬休み最終日に来春のダイヤ改正で姿を消す寝台特急「日本海」を撮りに敦賀まで行って来た時のものです。7時発の敦賀行きで撮影に間に合うのでまた撮影に行きたいものです。寒空の敦賀に定刻8時2分に「日本海」はやってきました。(2012年当時のブログ記事より)

上の画像は無くなる前に、京都駅に入線してくる上り大阪行きの寝台特急「日本海」を撮影したものになります。ローズピンクの機関車にはブルーを基調とした「日本海」のヘッドマークが大変よく似合っていました。長い歴史のある寝台特急「日本海」、私も昔に家族で敦賀~秋田まで乗りました。

上の画像は583系の寝台急行「きたぐに」が彦根駅に入線して来たところになります。
急行「きたぐに」は現役583系運用最後の列車。大津から職場の宴会の帰りに長浜までよく利用させてもらいました。座り心地の良いシートなので、居眠りをしてしまって敦賀まで行ってしまった苦い思い出もあります。3月までにまた機会を見つけて、最後の勇姿を撮影したいと思っています。(2012.3.17ダイヤ改正で廃止)~2012年当時のブログ記事より~

上の画像は東海道本線の醒ヶ井~米原間を走る117系電車になります。JR東海のカラーを纏って走っていました。

上の画像も米原駅近くのカーブを往く117系電車になります。米原発大垣行きの電車になります。

上の画像は2013年1月26日に、留置線から出てくる117系4連を撮影しました。いつか、オリジナルカラーの編成を撮ってみたいものです。この年の春のダイヤ改正で姿を消してしまいました。(2013年当時のブログ記事より)

上の画像は2019年6月に、ラストランを前にした201系電車を急遽大阪に行って撮影した時のものになります。お目当ては明日ラストランを迎える大阪環状線の201系電車を撮影することでした。最後の編成LB9が34Mの外回り運用で活躍する様子を残せて良かったです。

    2015年3月14日、息子の大学受験送迎の日がちょうどトワイライト・ラストランの日だったので、送迎の合間をみて米原に車を預け、特急「しらさぎ」で敦賀往復撮影行を敢行しました。さすがに最終日とあり、沿線各地に多くのファンがおられました。今回は罐をじっくり動画撮りしたかったので駅近くの駐車場から撮影することにしました。発車の際はホイッスルを長めに鳴らして最後の旅路へと走り去って行きました。「さよならトワイライト・エクスプレス!」

「ありがとうトワイライトエクスプレス!」

上の画像は廃止の日、ラストランの下り列車を敦賀駅で撮影したものになります。

2014年5月28日、残念ながらついに発表されました。20年間も走り続けて車両の老朽化が大きな要因と出ていましたが、北陸新幹線開業にともなう北陸線区内の糸魚川~金沢間の第3セクター化も大きな要因といえるでしょう。今のうちに撮影しておきたいですね!今日まで撮影に行くつもりはなかったのですが、本業の大きな仕事が終わり余裕ができたので昼前から急遽電車で敦賀に行って来ました。目的は来週で姿を消すトワイライトエクスプレスの撮影です。下りの敦賀到着を狙って出掛けました。実車には15年程前に家族で札幌から敦賀まで乗りました。そう思うと結構長く走り続けていたのですね。これからは16番の鉄道模型で夢の続きを見ることにします。(2014年当時のブログ記事より)

自宅レイアウトを快走するトワイライトエクスプレス

上の画像は米原駅の近くで撮影した300系新幹線電車になります。この300系新幹線は2012年3月16日がラストランになりました。先頭車にラストランのロゴを纏って走りました。ちらみに300系新幹線のラストラン前に、米原から京都までを往復で乗車しました。新幹線のスピードを一気に時速270キロにまで引き上げた素晴らしい功績を残しました。名古屋のリニア鉄道館に先頭車が保存展示されています。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

自宅レイアウトのホームが良く似合う300系新幹線。このホームのモデルは東海道新幹線の米原駅です。

北陸新幹線敦賀駅開業記念企画展示から~長浜鉄道スクエア~

今回は河毛駅の展示に続いて、延伸開業した北陸新幹線にちなんで開催されているイベントを紹介したいと思います。カテゴリーは久しぶりの「鉄道遺産関係」としました。若干フィットしない内容になるかもしれませんが、ご容赦願いたいと思っています。私の地元では北陸本線の長浜駅に隣接する「長浜鉄道スクエア」と北陸本線の河毛駅で開催されています。今回は「長浜鉄道スクエア」で開催されている「敦賀と北陸線」の展示を紹介させていただきます。長浜鉄道スクエアは馴染みの施設で、昨年の夏休みには私が所属しているSTMC滋賀鉄道模型愛好会主催で「北陸本線の鉄道模型展示」を開催させて頂きました。また併せて、隣接している慶雲館では夏休み中、「鉄道模型運転会」も開催させて頂きました。現在、北陸新幹線敦賀駅開業記念企画展ということで、「敦賀と北陸線」と題した展示をされています。期間は4月6日(土)から6月30日(日)まで開催されています。訪問したのは2024年4月19日(金)になります。

上の画像は今回のテーマパネルになります。旧北陸線の長浜から敦賀までの路線が記されている昔の地図が飾られていました。

上の画像は旧北陸線の路線が書かれている地図になります。

上の画像は記念切符の展示になります。

上の画像は北陸本線の各種特急列車がデザインされた記念入場券になります。この記念切符は自分も持っています。

上の画像は硬券切符になります。

上の画像は記念切符になります。

上の画像は列車の中で売られていた切符になります。急いでしまって乗車券を持たずに列車に乗っても、車掌さんから目的地までの切符を買うことができました。

上の画像は1957年の交流電化完成当時のED70形交流電気機関車の写真になります。

上の画像は旧北陸線の柳ケ瀬、山中越えで活躍していたD51形蒸気機関車の写真になります。

上の画像は旧北陸線の柳ケ瀬、山中越えで活躍していたD51形蒸気機関車の模型になります。天賞堂製のD51重装備になります。両峠越えの煙害対策で誕生した「敦賀式集煙装置」も表現されています。

旧北陸線の峠越えを自宅レイアウトで再現してみました。

上の画像は北陸線交流電化工事竣工の記念パンフレット表紙になります。

上の画像は北陸トンネル開通記念切符にまつわる展示になります。発行当時に、切手の絵に沢山の間違いがあったことを記載した新聞記事も展示されていました。

上の画像は「湖西線開業記念大阪駅入場券」の展示になります。

上の画像は昔の敦賀駅の写真になります。

上の画像はED70形交流電気機関車が重連で牽引している貨物列車の写真になります。晩年は客車列車の牽引に当たっていたED70ですが、当初は貨物列車も牽引していました。

上の画像は交流電化完成の頃のED70牽引客車列車になります。

上の画像は昭和32年1957年の田村~敦賀交流電化開業当時の田村駅になります。米原から田村の接続にはD51形蒸気機関車が使われていました。時代を遡るとE10形蒸気機関車やD50形蒸気機関車も使われていました。1両だけ作られたED30形交直両用電気機関車も活躍していました。

上の画像は北陸線に因んだ駅の駅弁パッケージの展示になります。

上の画像は昔の駅弁パッケージと東海道と東北新幹線開業記念切符の展示になります。

上の画像は今回の展示のチラシになります。

上の画像はかつて館内の天井を一周して走っていたHOゲージの線路になります。平成12年、2000年10月14日の鉄道記念日に完成した鉄道文化館には完成当時に天井付近に館内を一周する鉄道模型レイアウトがありました。製作は、現在廃業されてしまったている大阪の鉄道模型店「マッハ模型」さんがされました。複線でエンドウの道床付き線路と篠原のフレキシブルレールを使って敷設されました。私も何日かお手伝いをさせて頂きました。高いところに敷設されたので、車輛が脱線したりしたら、館内の倉庫から高い大脚立を出してきて作業しなければならなかったです。

上の画像はかつての天井レイアウトのコントローラーが置かれていた場所になります。南側と北側にあり、2線くらいの留置線も作られていました。このコントローラーもマッハ模型さんが製作されていました。

上の画像は鉄道文化館が開館した日に、天井レイアウトのコントロール場所を映した写真になります。開館記念のスタッフさんがコントローラーを見ておられるようです。白く映っているのがコントローラー本体です。留置線にはEF56牽引の客車列車に113系電車、そして221系電車が居るのが解ります。

上の画像は現在の鉄道模型レイアウトに設置されている長浜駅になります。大阪の模型業者さんが紙等を使って精密に製作されています。レイアウトは2階部分に置かれていて、ボタン操作で2列車を運転させられるようになっています。駅以外にも鉄橋や民家、山等のシーナリィも作られている子どもさん目線で楽しめる高さの綺麗なレイアウトになっています。現存する日本最古の旧長浜駅舎と2000年に完成した長浜鉄道文化館、そし2003に完成した北陸線電化記念館の3施設を合わせて「長浜鉄道スクエア」と命名されました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

長浜鉄道スクエアの電化記念館に静態保存されている北陸線交流電化のパイオニア、ED70形交流電気機関車。スイッチで前照灯を点灯させることができます。

5インチゲージの運転会に行ってきました

今回乗らせてもらったバッテリーロコ。

今年の大型連休2024年4月29日(昭和の日)に、昨年から毎回参加させて頂いている京都のプライベートな運転会にお邪魔させて頂きました。場所は京都市のJR西大路駅近くになります。主催されたオーナーさんに挨拶に行くと、毎回運転されている大型ライブスティームの運転前の整備をされていました。この蒸気機関車はアメリカ型のD形機になり重さは150キロ以上あります。現在は廃業されているOS製の最大のライブスティームになります。毎回訪ねると気さくに話して下さり、暖かなお人柄が魅力的な方です。5インチゲージの運転場は、ご自身の敷地内に作っておられ、5インチと3.5インチ併用の線路が約150メーターに渡って敷設されています。ガレージの中を通ったり、塀の間を通ったり、また樹木の間を通ったりと変化に富んだ路線で、勾配区間もあります。また線区の中には立派なターンテーブルのある機関区にトレーラーの留置線、そして屋根付きの大きな駅まであり、正に素晴らしい乗用鉄道模型のワンダーランドになっています。

運転会を主催された方が持っておられるマウンテン。
レイアウトには機関区があります。
N700系新幹線は新しいジョイスティック式のコントローラ仕様になっていました。

主催者さんご自慢のアメリカ型の大型蒸気機関車(ライブスティーム)のマウンテンも大変素晴らしく、今回もこの蒸気機関車を自分も運転させて頂くことができました。コクピットの右側にある逆転機を前進にして、中央の加減弁をゆっくり左側に回すと、「シュッ、シュッ、シュッ」と蒸気をシリンダーから出して走り始めました。ある程度加速したら加減弁を元に戻して惰性で走行します。そしてコクピットの左側下部にあるブレーキレバーを上に引いて停車させます。本物の蒸気機関車の運転ができた気分になりました。しばらくの間運転させていただき、この日の来場者さんを客車に乗せて線路を周回させてもらいました。レイアウトには勾配区間があって、前回は空転(動輪が滑ってクルクルと高速回転すること)してしまう箇所もありましたが、オーナーさんが機関車をメンテナンスされて今回は全く空転することはありませんでした。正に夢のような1日となりました。運転場の駅の待避線には主催者さんがお孫さん用にと導入されたN700系新幹線も置いてありました。この新幹線もコントローラーを扱いしやすい「ジョイスティック」にされていました。

筍を下さった方の「フォルテ」。

自分も会員になっている保津川ライブスティームクラブのOさんは、ご自身のライブスティーム、愛機の「フォルテ」を持ち込まれて運転を楽しんでおられました。余談になりますが、今回の運転会に合わせて個人的に筍を頼んでいたところ、今回10個以上の筍を持って来て下さいました。この日の朝に出ていた筍ということで、ありがたく頂戴いたしました。昨日は亀岡サンガスタジアムの広場でご自身の5インチゲージを敷設されて、子どもさんたちを乗せて走るイベントをされていました。次回は私も協力させて頂きたいと思います。オーナーさんの敷地内の5インチゲージの他にも離れ建物の2階ではHOゲージと13mmゲージの運転会もされていました。(16.5ミリゲージと13ミリゲージの併用軌道も1線作ってありました。)参加されている方々はそれぞれ自分の車両を持ち込んで走らせておられました。

レイアウトの駅に停車中のマウンテンの牽く列車。

この運転会だけで毎回お会いする方との話も弾んで大変楽しいひと時になりました。今回、大阪の泉大津から5インチの車両や線路を製作しておられる方とも知り合いになり、いろいろと5インチゲージの話を聞かせていただけました。5インチゲージの大手メーカーが廃業されて、その部品と職人を受け継がれたとのことでした。今回、オリジナル車両のバッテリーで動く機関車を持ってこられていて、自分も運転させて頂くことができました。2つの動輪にはロッドが付けてあり、好ましいスタイルでした。そしてバッテリーは自動車用のものよりも、「リチウムイオン電池が小さくて良い」ということを教えていただきました。※走行の様子は記事の最後に動画で紹介しています。

午後も動力とコントローラーを改良された、N700系新幹線やマウンテンを存分に運転させて頂きました。この日に来場されていた親子連れさんにも乗って頂き楽しんで頂くこともできました。やはり乗客がいる列車の運転には緊張してしまいます。そして自宅レイアウトにも遊びに来てくれる友人とも会うこともできました。午後3時ごろから生憎の雨になってしまい、いつもより早めの撤収となりました。自分もHOゲージレイアウトの撤収をお手伝いさせて頂きました。毎回あっという間に過ぎてしまう運転会。次回は文化の日、11月3日に開催予定とのことで、また参加させて頂きたいと思っています。今回お招きいただきました運転会のオーナー様をはじめメンバーの方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。1日大変お世話になりましてありがとうございました。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

運転会主催の方の大型ライブスティームの「マウンテン」を今回も運転させてもらいました。
バッテリーロコの運転風景になります。