つい最近の大きな鉄道事故?ニュースになります。2024年9月19日の東北新幹線・古川~仙台間を走行中の「はやぶさ6号」・「こまち6号」の連結解放事故には大変驚いてしまいました。しかも時速315キロで走行中のことで、解放後は双方の新幹線に非常ブレーキが作動して300メートル離れて停車したようです。先日自分が参加してきた5インチゲージの祭典「ミニSLフェスタinおやべ」で、自分の5インチゲージが走行中に客車との連結が外れて開放してしまったことがあったばかりで、まさか実物の鉄道、しかも高速鉄道の新幹線の密着連結器で事故が起こるとは本当にびっくりしてしまいました。以前に大井川鉄道で、電気機関車と客車との間の自動連結器が外れて走行中に開放して客車が緊急停止したことがありました。この時は、すぐに「重大インシデント」として認定され、しばらく現場の状態がそのままに保たれて調査をされていました。今回の新幹線のケースは連結解放後、双方の列車が安全に停車していることから重大インシデントには認められなかったようです。しかしながら「密着連結器」での自然開放は極めて稀な事なので、電気系統のトラブルによるものか、機械的なトラブルによるものなのか、今後の原因究明が待たれるところです。密着連結器は新幹線だけでなく、あらゆる電車に使われているといえます。地元でいえば223系新快速電車も、毎日米原駅で増結と切り離し作業がなされており、先頭車同士の連結解放は日常茶飯事の駅での作業と言えるからです。
今回のタイムリーなニュースはこの辺にしておいて、今回は「新幹線」に関わる記事をお届けしてみたいと思います。以前にも一度記事にしていますが、今回は引退が近い923系新幹線電気軌道総合試験車、「ドクターイエロー」のことを、自分なりに特集して紹介してみたいと思います。これまでに掲載している画像もあろうかと思いますが、どうぞご了承いただきたいと思います。
以前は「ドクターイエローを見たら幸せになれる」というキャッチフレーズが有名でしたが、だんだんとネット上で運行日が解るようになってきました。自分も、とあるサイトから運行予測情報を得るようになり、元職場の同僚と卒業生に知らせたりしています。自分も以前は運行日には米原駅近くの撮影ポイントや新幹線の米原駅に出掛けて撮影をしていたものです。最近になって「今年でドクターイエローが引退する」ニュースが流れてからは撮影する人も各撮影ポイントで増えたようです。自分も最近になって米原駅で「こだま検測」を撮影しました。
「こだま検測」の日は、923系7連が米原駅に停車して、ドクターイエローを本当に間近に見ることができるので、米原駅がアミューズメント施設のような様相になります。下り検測の日が週末に重なることも割とあって、ホームは親子連れや鉄道ファンで溢れんばかりになります。アナウンスは以前なら「回送列車が到着します」というものでしたが、前回は「ドクターイエローが到着します」というものに変わっていて驚いてしまいました。停車時間が5分以上あるので、その間は正に撮影タイムとなります。子どもたちの歓声が聞こえ、ホームを移動していく親子連れやファンの姿が目につきます。そして発車時刻がやってきます。発車の警笛(タイフォン)を鳴らしてくれる運転士さんもいて、クライマックスがやってきます。ドタクーイエローが発車し終わると、まるで「花火大会」が終わったかのような感じで皆さんホームから去って行かれます。
「こだま検測」の日の米原駅は、こういった感じになっています。自分もこれまで何回かこんな光景を見ながらドクターイエローを撮影していました。それも今年の冬あたりで終焉を迎えることになってしまいました。私のような鉄道ファンのみならず、多くの人たちに親しまれてきたドクターイエローのラストランもいよいよ近づいてきているようです。
米原駅以外でよく通った撮影ポイントが、米原駅の南側、京都寄りにあるフジテックのエレベーター試験棟あたりになります。ドクターイエローの「のぞみ検測下り」をよく撮影していました。だいたい13時44分くらいに京都へ向けて走り去っていました。線路脇の障害物が少なめで、撮影もやりやすい場所になります。時間に間に合うように車で現地に向かい、車は堤防の側道あたりに停めて撮影していました。
私のドクターイエローの撮影は、動画での撮影が多かったように思います。これからの線路や架線の検測は現行のN700系に装備を取り付けて行うようですが、黄色の新幹線が無くなってしまうことは寂しい限りです。また先頭車両はどこかの鉄道博物館に展示されることになるのでしょうか?700系のスタイルをした試験車両は是非とも保存展示してもらいたいものです。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。