昨年の12月から始めた自宅レイアウトの新線製作も少しずつ進んできました。鉄道模型友人から神社や小屋、桜の樹等のストラクチャーを寄贈頂いたことで大変良い雰囲気になってきています。私の鉄道模型友人にはストラクチャー作りの達人がおられ、大変見事な物を製作しておられます。このレイアウトを製作し始めた頃に、鉄道模型友人から「ガーダー橋を作らせて欲しい」という知らせをもらいました。製作中だった橋梁部分の寸法をお伝えしたら、本当にあっという間にペーパーで見事な鉄橋(ガーダー橋)を製作して持ってきてくれたのです。下の画像のように、レイアウトは製作途中で橋下の長さも大変短いものでした。この状態から大改造が始まっていくことになります。
まず橋下を長くするためにベースの板を下げるようにしました。線路をいったん外して、ベース板をジグソーでカットしていきました。そして下に新たな川底を作りました。なかなか大変な作業でしたが、思い切って取り組んでなんとか形になりました。やはり完成されたガーダー橋には河川の表現をしっかりしていく必要を強く感じたからです。
それからはガーダー橋を支える支柱を作り直したり、プラスターと紙粘土で川周辺の地面を作ったりしていきました。 このくらい橋下に余裕ができたので、川の表現もやり易くなりました。川底にプラスターを塗り重ねて厚みを出してから、いよいよ川の水を表現していきます。緑のアクリル絵の具を塗り重ねて行って作っていきました。川の流れの内側は濃い色にし、外側は薄い色にしていきました。白色のアクリル絵の具もところどころ使って流れ具合も表現してみました。試行錯誤の結果、素晴らしいガーダー橋も映える風景になっと自負しています。背景部の岩の表現も鉄道模型友人のアドバイスで設置しました。滝は自分でアレンジしてみました。流れ落ちる滝の表現には市販の素材を使って作りました。それらしくできたように思います。正に、友人から提供いただいた一対のガーダーから、こんな物語ができました。イメージしながらいろんな素材、絵の具を駆使して作り上げていくシーナリィ製作の魅力は大きく、集中して作業することができます。今後は、川岸の草木を表現していき、釣り人やラフティングする人も加えていったらますます楽しい物語が生まれそうです。人形のパーツを購入して、ボートくらいは自作してみたいものですね。