5インチゲージの運転イベントに参加して

2024年10月13日(日)に京都府亀岡市にある「ガレリア亀岡」で行われた亀岡市社会福祉協議会主催のイベントで開催された5インチゲージ鉄道の運転会に出掛けてきました。運転会を開催されていたのは「保津川ライブスティームクラブ」のメンバーになります。亀岡市にお住まいで、ご自身はライブスティームの機関車や電動の新幹線やトーマスタイプの車両、足漕ぎ列車等を持っておられます。亀岡市からの運転会オファーを受けておられて、地元の亀岡市では「ミニ鉄道」として有名な方になっておられます。これまでクラブのメーリングリストで運転会を開催されているのは良く知っていたのですが、なかなか足を運ぶことができませんでした。今回は家内もガレリア亀岡に行って見たいということもあり、思い切って出掛けることにしました。

京都府亀岡市に運転場のある「保津川ライブスティームクラブ」には、2022年4月に一度だけ自分の5インチゲージを軽トラックに積んでお伺いしたことがありました。保津川沿いの広大な場所に大きな5インチゲージの運転場があり、1日自分の車両を存分に運転させて頂いたものです。以来、やはり滋賀の長浜からは亀岡は遠いもので以後1回も運転に行っていませんでした。

2022年4月保津川ライブスティームクラブの5インチゲージ運転場にて。

今回は愛車のジムニーで久しぶりに亀岡に行くことにしました。自宅を朝5時頃に出発し、北進して湖西を経由し小浜に抜けました。もちろん高速道路は使いません。ずっと里山を走って名田庄村を通り午前9時頃に亀岡市の会場に着きました。5インチの運転会場は既に線路の敷設も終わって、車両の試運転がされていました。家内はガレリア亀岡のイベントに行きました。かなり大きな施設で、大変賑わっていました。

良い天気に恵まれて戸外に線路を敷設され、薔薇の長いトンネルもあるレイアウトになっていました。会場では保津川ライブスティームクラブの会長さんやメンバーの方々にお会いすることが出来て良かったです。

線路が側溝を跨ぐので、厚めの板と木のスペーサーで高さを調整してありました。自分も新幹線の5インチ車両を運転させてもらい試運転をさせてもらいました。自分の車両とは違って4両編成の走行車両は最後尾の車両が動力車になっていました。前に3両を繋いで押して走るスタイルになっていました。お客さんは運転士の背中を見て乗車するのではなくて、前面の展望を十分に楽しむことができます。自分も今年の「おやべミニSLフェスタ」で考えていた方式でした。また機会があれば次回の運転会では「プッシュ式」の運転もやってみたいものです。

単線のオーバル線路の内側には列車が3本留置できる留置線が作られていました。1編成は実際に石炭を燃やして蒸気で走る「ライブスティーム」の蒸気機関車なので、給水や給炭に有効な留置線になっています。

子どもさんが手でハンドルを回すと走ることができる自走式5インチゲージも用意されていました。

新幹線の先頭車両を繋いだ編成になります。客車は3人乗りの車両が2両連結されていて最後尾の車両がコントローラー付きの電動動力車両になります。

こちらは先頭車両がトーマス風になっている編成になります。同じく3人乗りの車両が2両連結されています。こちらも最後尾が電動動力車になっています。どちらにも警笛を鳴らせるようになっていました。トーマス風の編成は発車ベルとSLの汽笛が鳴るようになっていました。速度は時速約10キロ位のスピードが出ていたように思います。運転していて結構速く感じました。

先頭車両にトーマス風のボディが付けられていました。自分の5インチゲージにも外観だけこのように作れば、子どもたちにも人気が出るのかもしれません。この件も、運客できる機会があれば試してみたいと思いました。ただし著作権のことがあり、トーマスのスタイルをそのまま使用すると問題があるようで、あくまでトーマス風として製作されたとお聞きしました。

レイアウトには薔薇のトンネルがありました。

晴天の下、長い薔薇のトンネルをくぐって走ります。薔薇が咲いている春などに運転会があったら、さぞ綺麗な薔薇のトンネルになっていたことでしょう。ちょうど良い素敵なトンネルがレイアウトにありました。乗っていた子どもたちはみんな笑顔になっていました。

今回のイベントを引き受けられた方が所有しておられるO.S.小川精機製のライブスティームの「フォルテ」。メンテナンスをしっかりしておられて、この日も終日快調に子どもたちの客車を牽いて走っていました。「ピーッ」という蒸気の汽笛も大変魅力的でした。いつかは自分もこんな可愛らしいライブスティームを所有してみたいものです。

終日良い天気に恵まれて、この日は832人の運客を記録されたようです。すごい人数に感動しました。お昼は主催者さんにお弁当とお茶を頂き、運転を交代しながら美味しく頂くことができました。客車2両に6人の子どもさんを乗せて運転させて頂いたことは今回が初めての体験で、緊張しながらも大変楽しい時間を過ごすことができました。この場をお借りして保津川ライブスティームクラブの方々と今回の運転会を担当された京都丹波鉄道様にお礼申しあげます。ありがとうございました。帰路も下道を亀岡から美山を通り小浜経由で帰りました。滋賀県のマキノあたりから木ノ本まで大渋滞に見舞われ、帰宅したのは午後8時すぎでした。マキノ高原での栗拾いがトップシーズンだったようです。今回の記事は以上になります。今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。